フランスのミシュラン3つ星レストラン「Mirazur(ミラズール)」を率いるマウロ・コラグレコ(Mauro Colagreco)シェフ。
同シェフが手がけた日本初のレストラン「CYCLE(スィークル)」が、皇居にほど近いオフィス街・大手町の複合ビル「Otemachi One」内に、10月27日(金)オープンする。
数々の栄誉ある賞を獲得してきたシェフ
アルゼンチン生まれのマウロ・コラグレコ氏は、2001年に渡仏し、フランスを代表する数々のシェフのもとで研鑽を積み、2006年に独⽴。南仏にレストラン「Mirazur」をオープンし、フランス版「ミシュラン2019」で三つ星を獲得した。
同店は、2019年版「世界のベストレストラン50」で世界1位となり、2020年版「世界のベストシェフ100」では、マウロ氏自身が世界一の料理人に選出された。
今回日本にオープンするレストラン「CYCLE」のヘッドシェフには、弟子である宮本悠平氏を任命。同氏は、2019年にミラズールチームに加わり、見習いから部門シェフを経て、スーシェフとなった人物だ。
バイオダイナミック農法の要素をテーマとした料理
マウロ氏は、バイオダイナミック農法の4つの要素である「根・葉・花・果実」をテーマとした料理を追求し続けている。
「CYCLE」でも同様に、自然への敬意と、その循環するエネルギーを料理で表現。環境への配慮と、ローカルの生産者との繋がりにこだわり、主に日本国内の素材を使用する。
同氏は、2022年末、生物多様性のためのUNESCO親善大使に初めて指名されたシェフだ。「CYCLE」においても、使い捨てプラスチックの排除、地域食材の活用をはじめ、新鮮な野菜・ハーブなどを自ら育て、大地との繋がりを感じ続けることを大切にするという。
メニューは、タパス・料理5皿・デザート2皿・小菓子の「Menu NATURE」が、26,400円〜(税込) 。タパス・料理6皿・デザート2皿・小菓子の「Menu CYCLE」が、35,200円〜(税込)の2種類で構成する。
また、料理と合わせるドリンクは「料理を引き立てる厳選したワインとアルコールドリンクのペアリング」と「料理に合わせたお茶などで構成するノンアルコールペアリング」を用意する。
自然の雄大さと日本の伝統を融合させたインテリア
「CYCLE」は、大手町にありながら庭に面しているため、店内から緑豊かな広場や水景が望める。店内は、約9mの天高と天井まで届くガラス張りの窓に囲まれた開放的な空間。
インテリアは「神代木」と呼ばれ、秋田・山形を跨がる鳥海山で 2500年前に山体崩壊した際の埋れ木を、店内のオブジェやテーブルに使用している。
また、壁には日本の伝統的な左官技術・版築を用い、層に突き固めていくことにより得られる風合いが、長年積み重ねられてきた地層や時間を連想させる。マウロ氏の愛する自然の雄大さと、日本の伝統を融合させたインテリアが特徴的だ。
「CYCLE」の予約は、10月〜11月分の受付を9月25日(月)正午より、同店ホームページからオンラインで受付中だ。
都会の喧騒の中、大自然に包まれているかのような空間で、食材本来のエネルギーを感じられるマウロシェフの料理をじっくり味わう。そんな、贅沢なひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。
CYCLE(スィークル)
所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 1階
定休日:月曜日
公式サイト:https://cyclerestaurant.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000041874.html
(高野晃彰)