日本で最も人気のある英国ブランドの一つである「ポール・スミス」は、パリを代表する百貨店、プランタン・オスマン店内1階にある「Café Vert(カフェ・ヴェール)」に同ブランドのカフェをオープンした。
本記事では、同ブランドのカフェについて詳しく説明したい。
ポール・スミスのカフェで、都会の喧騒から離れリラックス
同店は、「ポール・スミス」の巧みな色使いとシグネチャーストライプからインスピレーションを受けたカフェ。モダンで遊び心があり、都会の喧騒から離れてリラックスできる場所となっている。
ブランドのアイコンであるシグネチャーストライプの鮮やかなパレットを取り入れた空間はブルータリズムの建築やミッドセンチュリーのインテリア、特にレイ・イームズやイタリアの建築家リナ・ボ・バルディのデザインに影響を受けており、細部に至るまで工夫が凝らされている。
ビンテージ家具を配置した店内
エリアごとにデザインされた店内はゆったりと寛いだり、食事を楽しんだり、仕事で利用したりと、多目的に利用できる。
また、カルロ・ラッティ氏による50年代のイタリアンダイニングチェアや、Baumann(バウマン)社製の70年代のハルファ・フレンチチェアなどのビンテージ家具などが配されている。
さらに、同ブランドの代名詞でもあるカラーストライプの用い方は、長年のコラボレーション関係にあるマハラム社とのファブリックをあしらった「František Jirák(フランティシェク・ジラク)デザイン」のTatra(タトラ)社製60年代ラウンジチェアなどにも見られる。
加えて、80年代のメンフィススタイルのディスプレイテーブルはポストモダンをテーマにした2023年春夏コレクションからの引用だ。
外のテラスで心地良いひとときを
外のテラスでは特注のシグネチャーストライプのパラソルの下でMaison Louis Drucker(メゾン・ルイス・ドラッカー)のダイニングチェアに腰掛け、心地良いひとときを過ごすことができる。
また、同ブランドの先駆的なフォトグラフィックプリントからインスピレーションを得たアーティスト兼イラストレーターのアレック・ドハーティ氏は、同店のために現代のカフェカルチャーをテーマにした陽気で気まぐれなイラストをデザインした。
絵画的でプレイフルなイラストは英国有数の陶器工房から取り寄せたファインボーンチャイナのプレートやカップ&ソーサーのほか、テーブルやメニューにも描かれ、明るく軽快なムードを演出する。
英国らしさも取り入れたメニュー
カフェのメニューには典型的な英国らしさも取り入れた。
エッグ&ソルジャーやマーマレードトーストなどの軽食に加え、クラシックなアフタヌーンティーの「Tea Time(ティータイム)」サービスなどが伝統的なパリの料理とともに提供される。
同店でのみ購入可能なアイテムも販売しているそうなのでパリを訪れた際は、「ポール・スミス」のカフェをチェックしてみては。
ポール・スミス公式サイト カフェ紹介ページ:https://www.paulsmith.co.jp/discover/stories/ss23/paul-smith-cafe-paris-printemps
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000031226.html
(角谷良平)