「Fred Perry(フレッドペリー)のポロシャツには、永遠にユースカルチャーのムードが漂っている」 —Raf Simons(ラフ・シモンズ)氏のコメントより—
イギリスのファッションブランド「フレッドペリー」が、ベルギー出身のファッションデザイナー、ラフ・シモンズ氏とのコラボレーションラストイヤーの春夏コレクションをリリース。
フレッドペリーのオフィシャルサイト、フレッドペリーショップ東京と大阪・渋谷パルコ・エスパル仙台・京都藤井大丸にて販売中だ。
英国ユースカルチャーをラフ・シモンズ氏がモダンに表現
ラフ・シモンズ氏は15年間に渡り、マンチェスターのサブカルチャーシーンからノーザン・ソウル、パンク、100クラブまで、彼独自のレンズを通した英国ユースカルチャーをキーワードに、フレッドペリーのクラシカルなアーカイヴピースをモダンに再構築してきた。
今シーズンは、レイヴやライヴ、クラブに行く若者のスタイルなど、今日のユースカルチャーからインスピレーションを受けて“インディペンデントな精神”を体現。音楽、ファッション、そして互いへのリスペクトで繋がったコミュニティにふさわしいアイテムがラインナップする。
70年代後半に流行したグラフィックがアクセントに
今回のコレクションには、70年代後半にイギリスやアメリカなどで流行した、初期のインダストリアル系レコードジャケットからインスピレーションを受けたビスポークのグラフィックが散りばめられている。
当時、イギリスの無名アーティストが音楽シーンを席巻し、彼らのアルバムにはサウンドと同様に無名のアーティストが制作したアートワークが描かれていた。
この時代の代名詞となった大胆なグラフィックと人目を引くフォントを組み合わせたアートワークが、Tシャツ、ポロシャツ、アウターウェア、ニットのプリントやパッチ刺繍に採用されている。
実用的かつタフな素材で「ユニフォームへの憧れ」を反映
さらに今シーズンのアイテムは、ユニフォームへの憧れがあったシモンズ氏のバックグラウンドが色濃く反映されている点も特徴。ミリタリーテイストのニットやジャケット、ワークウェアのパンツ、ヘビーデューティーなアクセサリーなど30ピースを、実用的でタフな素材で制作した。
「Kid Kapichi」のライブ中にコレクションビジュアルを撮影
コレクションビジュアルは、若者のエネルギーとスピリットを捉えた写真で知られる英国人フォトグラファー、Ewen Spencer(ユーウェン・スペンサー)氏が担当。ビートパンクバンド・Kid Kapichiの英国ツアー中に撮影を決行した。
コラボレーションピースを着用したKid Kapichiによるリアルな生音と、オーディエンスが創り出す熱狂。ライブ本番中に撮影された写真は一切の演出を入れず、英国ユースカルチャーの今を切り取っている。
フレッドペリーファンはもちろん、2022年に一旦幕を閉じた「ラフ・シモンズ」ブランドのファンも注目のコレクションと言えそうだ。
フレッドペリーオフィシャルサイト:https://www.fredperry.jp/
(IKKI)