手染めのレザーブランド「yuhaku(ユハク)」では、サステナブルプロジェクトの一環として「Next yuhaku」キャンペーンを実施中だ。
期間中、直営店にて自社製品の下取りを行い、回収した製品は染色職人の皮革研究に活用するという。
「持ち歩けるアート」をモットーとしたブランド
「yuhaku」というブランド名は、オーナーデザイナーである仲垣友博氏の下の名前を音読みにした「ユウハク」(雅号)に由来。人々に寄り添う美を生み出すブランドであると考え、「持ち歩けるアート」をモットーとし製品を生み出している。
絵画技法をアレンジした独自の染色技術より生まれる革は、アーティストとも言える職人の手作業にて約15~20工程を踏み作られている。
世界最高水準であると国内外に認められるこの革を用い、現在は財布、革小物を中心に鞄、靴、ベルトなどを展開。
また、そのデザイン・設計には建築の概念をベースとしており、緻密な設計とそれを可能にする縫製職人の手により、革の美しさを最大限に引き立てるものとしている。
下取りアイテムによって商品が割引に
今回のキャンペーンは、yuhaku製の染色革小物(*)を持ち込んだ人が対象で、当日の商品購入金額が割引されるいうもの。割引金額は下取りアイテムにより異なる。
実施店舗は、横浜本店、Ginza Gallery、大丸心斎橋店。期間は6月30日(木)までとなっている。
ユーザーが気持ちよく『次』へ進むためのキャンペーン
「yuhaku」では、職人による製品メンテナンスサービスを行なっているが、キズや色のメンテナンスは、実際の革の状態により可能な処置が大きく異なるという。
これまでキズ直しや補色の研究は自社サンプルにより行なっていたが、さらなる技術向上のため、実際にユーザーが使用して経年した皮革製品の研究を行うべく、本キャンペーンを企画した。
皮革製品は長く愛用できる分、使う方の思い入れも深くなるアイテム。特に財布などの革小物は「そろそろ寿命とは分かっているものの、手放しづらい……」との声が多く寄せられることもあり、「お客様が気持ちよく『次』へ進むお役に立てないか」と考えたことが、下取りサービスとしてローンチするきっかけになったという。
回収したアイテムは、上記の皮革研究のほか、より耐久性の高い製品を設計するための構造研究に活用するという。
愛用し切ったレザーアイテムが、次の世代の愛用品に繋がっていくという素晴らしい試みだ。
Next yuhaku キャンペーン
期間:開催中〜6月30日(木)
横浜本店:神奈川県横浜市西区平沼1-38-7
Ginza Gallery:東京都中央区銀座三丁目10番7号 銀座京屋ビル1階
大丸心斎橋店:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 新本館6F
HP:https://www.yuhaku.jp/
(suzuki)
* 一部対象外アイテムあり