貴重な写真の数々を超大ボリュームで魅せる写真集『フェアレディZ 1972』発売

自動車、レース関連の雑誌を中心に刊行を続けている三栄は、写真集『フェアレディZ 1972』を5月20日(金)、電子書籍とオンデマンド印刷版で発売した。シリーズ第9弾となる今回の刊行テーマは、1972年のレースを走り抜けた“フェアレディZ”だ。

当時のレースにおける貴重な写真の数々が掲載されており、ファン必読の一冊となっている。

超大ボリュームの写真集で、1972年のレースにおけるフェアレディZを見る

富士GCで伝説の総合優勝をしたフェアレディZ

1972年、熟成を重ね、戦闘力を身につけたフェアレディZがついに富士グランチャンピオンレースで総合優勝を遂げた。王者の位置を揺るぎないものにしようとする熱いシーズンを、同写真集では全340ページの大ボリュームで紹介する。

「……6月、運命の富士GC第2戦。富士300マイルレースが開催された。ここでも再び雨中の戦いとなったが、さすがに予選では2座席スポーツカーが予選14位までを独占する。フェアレディ勢は予選15番手に柳田、続いて歳森康師、高橋(健二)らと続く。レースは2ヒート制で行なわれ、柳田はヒート1を9位でフィニッシュした。雨が激しさを増すなか、ヒート2がスタート。やはり雨の影響か、2座席スポーツカー勢のスピードが乗らない。それに対してフェアレディZ勢は順位を上げる。ヒート2は柳田、高橋、歳森が上位を占めた。そして柳田は、ヒート1・2の結果でついに総合を果たした。こうして荒天の中で優勝を飾った柳田に対し「雨の柳田」という通り名がつくことになった……」プロローグより。

また、写真の他にもレース専門誌「オートスポーツ」から、当時のレースを伝えるレポート記事を抜粋して再録している。

初代の魅力にハマる

三栄フォトアーカイブスでは、『フェアレディZ 1970』と『フェアレディZ 1971』もバックナンバーとして取り扱っている。本誌と併せて読んでみたい。

現在でも日本国内だけでなく、世界的にクラシックカーとしての人気や知名度が高い、日産の「フェアレディZ」。初代の「Z432」と「240Z」に焦点を当てた本誌は、当時の熱い男たちの走りを思い起こさせるだろう。

三栄フォトアーカイブス Vol.9 フェアレディZ 1972
発売日:5月20日
総頁数:340ページ
電子書籍(三栄/ebooks)定価:2,500円(税込)※5月31日まで50%OFF
URL:https://3a.as-books.jp/books/?no=160

オンデマンド印刷版(復刻堂)定価:6,010円(税込)※6月30日まで4,000円(税込)
URL:https://sanei-web-shop.jp/products/list.php?category_id=744

(田原昌)