パリの高級レストラン・姉妹店がともにミシュランガイド三つ星を獲得

パリとサントロペ、二つのレストランで合わせて六つ星に輝く。

LVMHグループ傘下の五つ星ホテル、シュヴァル・ブラン パリのレストラン「プレニチュード」のシェフ、フランス人のアルノー・ドンケルが、フランスミシュランガイドから三つ星を授与。南仏にある姉妹ホテルのレストランに続く快挙となる。

独自のパリ料理を3年以上追求し続けるシェフ・ドンケル

「プレニチュード」と、シュヴァル・ブラン サントロペのレストラン「ヴァーグ・ドール」を合わせて6つ目の星を獲得したシェフ、アルノー・ドンケル(ARNAUD DONCKELE)。

今世界が最も注目しているレストランの一つ「プレニチュード」は、セーヌ川に面した26席のレストランで、同ホテルの2階に位置する隠れ家のような空間。2021年9月にオープンしたばかりで、シェフのアルノー・ドンケルは、最短の7ヶ月で三つ星を獲得するという偉業を成し遂げた。

シェフ アルノー・ドンケル

独自のパリ料理を3年以上追求し続けるシェフ・ドンケルは、ソースを調香するかのように、パリ料理を体現するソースを作り、まるで調香師のようにソースを扱い、脇役としてではなくソースが主役となる料理をサービスする。

彼は、農家やチームとしっかりした信頼関係を結び、料理には、訪れる客を様々な感情の発見へと導きたい、という想いが込められている。「プレニチュードを、誠実で幸せな料理を提供する場にしたい」というのはシェフ・ドンケルの願いだ。

プレニチュードのパリ料理

「プレニチュード」の三つ星獲得についてシェフ・ドンケルは、「チーム全員の仕事を評価してくれたミシュランガイドに心から感謝します。この評価は、私が料理を通して伝えようとしている繊細さへの答えだと思っています」とコメントする。

シュヴァル・ブラン パリのレストラン「プレニチュード」

今回のミシュラン発表により、フランスにある三軒のシュヴァル・ブラン、クルシュヴェル、サントロペ、パリの全てが、三つ星に輝いた。好奇心旺盛で、繊細なところまで目を光らせ、料理を通し感情を伝え、三つ星料理に相応しいノウハウを語るシェフ・ドンケルのさらなる活躍に期待したい。

シュヴァル・ブラン パリ:https://www.chevalblanc.com/en/maison/paris

(MK)