アンカーホテル福山が世界最大級の消灯アクション「アースアワー2022」に参加

電気を消して、地球環境を考える夜。世界最大級の消灯アクション「EARTH HOUR2022(アースアワー2022)」に参加するアンカーホテル福山は、3月26日(土)の20:30〜21:30の間、廃材で作ったオイルランプを灯りに使用する。

消灯して廃材利用のオイルランプを灯す1時間

「『EARTH HOUR(アースアワー)』とは、世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで、地球温暖化防止と環境保全の意志を示す、世界最大級の消灯アクション。

2007年にWWFオーストラリアで始まり、日本では、2010年からWWFジャパンが主体となり開催している。2021年には過去最多となる全世界で192の国と地域が参加した。

毎年3月の最終土曜日の現地時間20:30を迎えた地域から順次消灯を行い、日付変更線に近い南太平洋諸国から地球を1周する消灯リレーを行う。(WWFジャパンプレスリリースより引用)

アンカーホテル福山は、3月26日(土)の20:30から21:30の間はホテル共用部を消灯し、廃材で作ったオイルランプ50個で灯りをともす。

消灯時に使用するオイルランプは、ホテルスタッフの自宅に余っていたジャムなどのガラス廃瓶に、同じく自宅で使いきれなかったオリーブオイルを注ぎ、デニムの端切れを芯に使用し火を灯すという。

このランプをホテルエントランスや前庭、バーで使用することにより、ホテルの利用客のみならず地域の人が「EARTH HOUR」を通じて、温暖化防止と環境保全について考えるきっかけになればと考えている。

宿泊客にもこの時間の電気の使用制限の協力を呼びかけ、依頼があれば、このランプを提供し部屋で利用できるようにする予定だ。

来訪客と地元の文化をアンカリングするホテル

国内外の利用者と広島・福山の文化をアンカリングする(繋いでいく)ことをコンセプトとして、2018年12月に広島県福山市に開業した「ANCHOR HOTEL FUKUYAMA(アンカーホテル福山)」。

中古ワンルームマンションからのコンバージョン、地域企業とのコラボレーションが、大きな特徴だ。

「デニム」や「鉄」「船具」といった地域コンテンツを取り入れた空間で、広島・福山の新しいデザインと文化に触れられる街の“サロン”を目指し、地元客と観光客の新しいコミュニケーションの場を提供している。

消灯する1時間は、普段では体験できない非日常の時間。電気の灯りがないからこそ、なかなか実感が湧きにくい環境問題に思いを巡らせるきっかけとなりそうだ。

EARTH HOUR
日時:3月26日(土) 20:30〜21:30
場所:アンカーホテル福山1階エントランス、BAR、前庭
所在地:福山市城見町1-1-10
公式サイト:https://anchor-hotel.jp/fukuyama/

(冨田格)