森トラストが新オフィスビジョン『DESTINATION OFFICE』を始動

森トラストは、ワークプレイスにおけるニューノーマルを見据えたオフィス提案を推進すべく、新オフィスビジョン『DESTINATION OFFICE(デスティネーションオフィス)』を始動した。

■森トラストの新オフィスビジョン『DESTINATION OFFICE』
コロナ禍によって、急速にテレワークが普及したことで、働く場所を選択できるようになった。その一方、働く場所が分散したことで、「コミュニケーションが不足している」「貢献意識が薄れる」「活発な議論ができない」といった企業の新たな課題が顕在化している。

相手の熱量や言葉のニュアンスを感じながら議論すること、チームでの共感や信頼関係を深めることは、リアルな場がもたらす価値であると再認識されつつある。そのような中で森トラストは、これからのオフィスは「ワーカーを惹きつけ、ワーカーが自然と集まる目的地(destination)」となることが求められると考えたという。

始動した新たなオフィスビジョン『DESTINATION OFFICE』のもと、「ワーカーが集まる目的地」の実現を目指し顧客企業のオフィスづくりを支援していくことで、エンゲージメントの向上や良質なコミュニケーションの拡大に貢献する。

「クリエイティブフロア」をさらに発展させ、顧客企業が自由にデザイン可能な範囲を専有部だけでなく共用部にも広げ、音や香りの導入も可能とするなど、理想とするオフィスをより実現しやすくする。

■『デスティネーションオフィス』を実現する3つの要素
同ビジョンでは、ワーカーを惹きつけるオフィスの要素を「ENERGY」「SYNERGY」「COZY」の3つにカテゴライズした。これらの要素を兼ね備えたオフィスを各企業のニーズに合わせて提案していくことで、ワーカー一人ひとりの目的地となるオフィスを実現する。

『DESTINATION OFFICE』に基づく「クリエイティブフロア」の事例を紹介する。独自の内装引渡し基準によって、コーラス社が理想とするオフィスづくりを支援したものだ。コーラス社の担当者はこうコメントする。

「独自基準のスケルトン仕様によるデザイン自由度が、当社のオフィスコンセプト“Safer and Cozy Place”を体現する理想的なオフィスづくりの後押しとなりました。

様々なバックボーンと個性を持ち、多様な働き方を選択できるプレーヤーが、いつ出社しても不要なストレスに晒されず、自然に連帯感・エンゲージメントが高まるような仕掛けを、感染症リスクにも配慮しつつ自由な発想でデザインすることができました。

お客様や取引先様にも見せるオフィスを意識していたので、オフィス専用部内と共用部分を一体的にデザインし、当社の世界観を表現できたことは大きなメリットになりました。共用部の壁面を自由にデザインできるビルは他になく、魅力的でした」(コーラス社・担当者)

森トラストは、『DESTINATION OFFICE』のWebサイトをオープンし、コンセプトムービーを公開。同サイトを通じ、アフターコロナの理想的なオフィスづくりを支援すべく、今後コンテンツを拡充・更新していくという。

DESTINATION OFFICE Webサイト:https://www.mori-trust.co.jp/destinationoffice/

(冨田格)