本場の「回鍋肉」を堪能できるチャンス。
■本場四川スタイルの「回鍋肉」を堪能
1862年、四川省成都市で「陳麻婆豆腐」という店が誕生した。中国政府から認められた本格四川料理の老舗であり、「麻婆豆腐発祥の店」だ。
その味に惚れ込んだケンコーホールディングスの先代が、何度も成都市の本店まで出向き、2000年になって世界で唯一その看板で営業を許されたのがブランド「陳麻婆豆腐」。
「陳麻婆豆腐」では、コロナ禍の中でも「食」でたくさんの人々に元気になってもらうこと、海外に行きづらい今だからこそ、本場四川省そのままの四川料理を楽しんでもらうことをテーマとした「老舗の復活!正宗プロジェクト」の第5弾として「回鍋肉(ホイコーロー)祭」を始めた。
■回鍋肉の歴史と特徴
回鍋肉の歴史
四川では昔、元旦と15日に神様と祖先を祀る習慣があった。裕福な家では、鶏や牛を潰して盛大な儀式を行っていたが、庶民たちは豚肉を祀っていた。その時に供えた豚肉を茹でて食べたのが、回鍋肉の始まりだと言われている。
「陳麻婆豆腐」の回鍋肉の特徴
本場四川の同様の「皮つき豚バラ肉」を使用。また、野菜にはネギではなく「葉ニンニク」を使用。そして、豆板醤(トウバンジャン)や豆鼓(トウチ)が味の屋台骨となっている。
■「回鍋肉祭」のラインアップ
400gの圧倒的ボリューム「幻の王様回鍋肉」
「陳麻婆豆腐」史上最高の肉量を誇る特別な回鍋肉「幻の王様回鍋肉」は、その迫力に圧倒される、まさに王様にふさわしい回鍋肉。
着想は、四川省広漢にある連山鎮名物「幻の連山回鍋肉」。本場四川と同様の皮つき豚バラ肉とニンニクの葉、そしておこげの食感がアクセントとして楽しめる。
ラーメンと回鍋肉の幸福な出会い「回鍋肉ラーメン」
回鍋肉味の豚バラ肉と葉ニンニクをトッピングした、新機軸のラーメン「回鍋肉ラーメン」。唐辛子と豆豉が香るスープに浮かぶ柔らかい豚バラ肉が醸し出す旨味は、一般的なチャーシューとは異なる世界のもの。
回鍋肉がまぜそばに「回鍋肉まぜそば」
四川の路地裏グルメとして親しまれている「回鍋肉まぜそば」は、汁なし麺と回鍋肉が合体。高く積んだ豚バラ肉のタワーを崩して麺とよく混ぜると、まるで肉と麺が織りなす楽園だ。
四川の定番「回鍋肉チャーハン」
四川でよく食べられているチャーハン。皮つきの豚バラ肉をふんだんに使用した贅沢なチャーハンは、一口食べるごとに回鍋肉の旨味が口いっぱいに広がる。
「回鍋肉」の概念が変わりそうな、本場四川スタイルの料理の数々。これは味わっておかないと後悔しそうだ。
陳麻婆豆腐「回鍋肉祭」
期間:9月6日~10月31日
公式サイト:chenmapo.jp
(冨田格)