スコッチウイスキーの聖地、アイラ島から幻のシングルモルトが登場。全世界で1,380本の限定販売なので、スコッチウイスキー好きは要チェックだ。
MHD モエ ヘネシー ディアジオは、1983年に閉鎖されたポートエレン蒸留所より、オフィシャルボトルで最長熟となる「ポートエレン 40年」を6月23日(水)より発売する。
■幻となった「ポートエレン」
ポートエレンは、スコッチウイスキーの6大生産地のなかでも“スコッチウイスキーの聖地”と呼ばれるアイラ島において、かつてポートエレン蒸溜所で造られていたシングルモルトウイスキー。その品質の高さから多くのファンの支持を集めていたが、惜しまれつつも1983年に閉鎖。
ポートエレン蒸留所で造られた原酒は何回かのリリースによる貯蔵樽の減少によって、また熟成年数が長くなることでその希少価値も年々高まり、現在では“幻のウイスキー”と称されている。今回発売する「ポートエレン 40年」も、蒸留所閉鎖後も大切に保管されてきた原酒をボトリングした幻の逸品。またポートエレン蒸留所は今年、2021年内の再稼働を目指しており、世界中のウイスキー愛好家の注目を集めている。
■テーマは「9 ROGUE CASKS」
オフィシャルボトルとして最長熟となる40年熟成、そして世界1,380本限定でボトリングされる最も希少なポートエレンのテーマは「9 ROGUE CASKS(9つの異端の樽)」だ。
ポートエレン蒸留所が閉鎖される以前の1979年、典型的なポートエレンの原酒の特徴とは異なる、際立った珍しいフレーバー特性を持っている原酒が確認された。しかし、それらの原酒は当時のブレンダーのニーズには適さず、樽に印を付け、将来のさらなる熟成とブレンドのために大切に保管。
それから40年後の現在、マスターブレンダーであるクレイグ・ウィルソンによって、その異端の貯蔵樽の中から9つの樽が選定され生まれたのが「ポートエレン40年」だ。
4つのアメリカンオーク樽のホッグスヘッド、5つのヨーロピアンオーク樽のバットを巧みにブレンドして、これまでの蒸留所で見られたものとは異なる、新たなポートエレンを誕生させた。
■「ポートエレン 40年」テイスティングノート
香りは、繊細で、生い茂った草やハーブ、焦がしたタンジェリンの皮、カスクストレングスとしては穏やかな煙。わずかに加水することで、クリームキャラメル、焙煎コーヒー、赤いフルーツのコンポート、熟した桃の皮の香りが開く。
味わいはさらに顕著な焚き火の煙、パイプ煙草、革、ウッドスパイスが感じられ、長く、かすかな煙のフィニッシュを余韻として愉しめる。
「ポートエレン 40年」商品概要
容量:700ml
価格:800,000円(税別)
アルコール度数:50.9度(カスクストレングス)
限定数量:世界1,380本限定
専用ギフトボックスつきなので、ギフトのほか、飾っておくにも素晴らしい逸品だ。
(田原昌)