機械式時計にとっての敵であった“磁力”。
この“磁力”をムーブメント内部に採用した時計がクストスの「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック」だ。透明のダイアルとシースルーバックを採用し、ムーブメントの見事な機構を楽しめる視認性の高いデザインに仕上げられている。
■“磁力”をムーブメント内部に採用した「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック」
SS(スカイブルーPVD)×18KRG
2,255,000円(税込)
SS(スカイブルーPVD)
1,760,000円(税込)
SS(ブルーPVD)
1,760,000円(税込)
SS
1,650,000円(税込)
18KRG
3,520,000円(税込)
スモールセコンドは、まるで舟艇に取り付けられた本物のスクリューの動きと機械式時計のメカニズムをリンクさせるため、特殊な設計を施している。
通常、センターセコンド(秒針)は、ムーブメント中央部分にあるためエスケープメント横のセコンドホイール(4番車)に取り付けられている。しかしエスケープメントが11時側にあるため、デザインを優先するとなると6時側に移動する必要がある。
そこで、ガンギ車から動力源をとり新たに6時位置まで輪列を作成。またスモールセコンドにはスクリューの動きを実現させるため、駆動中に違和感のある動きが起きないようアディショナルセコンドホイールの裏側から微弱な永久磁石で安定させる新技術を搭載した。これは時計をどの角度から見ても、美しく立体的に魅せる為のこだわりだ。
機構の耐久性を上げるため、ムーブメント内部にはしっかりとしたブリッジが取り付けられている。このブリッジには、実際の船艇でも使用される美しい木目でありながら強靭な耐久性を持つ高級材(チーク材)がストライプ状に接合されており、美しさと耐久性の両方を兼ね備えている。
ケース側面の3時位置と9時位置にある舷窓をイメージした4つの開口部は、見る者の視線を機構の心臓部へと引き込み、ケースの中に浮かぶかのように取り付けられたムーブメントの構造を垣間見ることができる。6月10日発売予定。
航海から生まれた美学に着想を得たウォッチは夏のファッションにも最適では。
(IKKI)