シルヴィア・フェンディによる2021-22年秋冬メンズコレクションが発表された。
■光の祭典のようなコレクション
ショーでは、クラシックなメンズウェアにフェンディらしい遊び心やひねりを効かせた作品が、ひとつずつ暗闇からフルテクニカラーの空間へと登場した。表現されるのは、色彩と光への賞賛と、シュールな時代における連帯と絆という普遍的なメッセージだ。
光、カラー、オプ・アートが織りなすゲームのイリュージョンの中で進められるコレクションは、まさにオプティミズムの精神に満ちた冒険。
イタリアのアーティスト、ニコ・ヴァシェラーリが指揮した映画のようなシークエンスが、イタリアのミュージシャンであるノット・ウェイヴィングのダンストラックに合わせてシーンを生み出す。
■メンズアクセも充実のラインナップ
メンズアクセサリーコレクションは、今シーズンの鮮やかな色使いを存分に反映している。
レザー、マットサテンなどに全面的に処理を施してディップ効果を出した「バゲット(Baguette)」や、フラットショッパーバッグが登場する他バックパックや、クロスボディポーチには、FFロゴが刻印されたストライプモノグラムレザーを使用。
格調高いクラシックなアイテムとしてシャーリングのFFロゴスリッパとスリッポン、そしてバックル付きサボもラインナップ。
世相を明るく照らす魅惑のコレクションだ。
(TF)