JR東日本は世界一の乗降客(約370万人/日)が行き交う新宿駅の東西自由通路において、国内最大規模の空間演出型の媒体をジェイアール東日本企画と共同で整備する。
整備にあたっては世界最高峰のデジタルアート集団「Moment Factory (モーメントファクトリー)社」を起用。光・音・映像を連動させた従来の駅にはない媒体を用いて、新宿の新たな都市景観を創造するとともに、様々な情報発信をする。
■新宿駅に新たなシンボルができる
JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「都市を快適に」および生活サービス事業成長ビジョン「CITY UP!」の実現に向けて、山手線を起点にまちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間「東京感動線」の創造を進めている。
その一環として、新宿駅の東西自由通路において、国内最大規模の空間演出型の媒体を設ける。空間演出型の媒体の設置に関して世界各国で400以上のユニークなプロジェクトを展開するMoment Factory社を起用。
新宿をモチーフにしたアートや、時間帯・季節に応じて映像・照明・音響装置を使用し統一感のある演出を行うことで、地域の魅力発信と新たな体験価値を創造し、新宿の新しいシンボルとなることを目指す。
■時間帯や季節に応じた環境演出が目玉
設置される空間演出型の媒体は、時間帯や季節に応じた様々な環境演出により、行き交う人々へ活力ややすらぎを与える。
たとえば「新宿を象徴する環境演出」では新宿の多様性を様々な色のグラデーションで表現し、新宿に訪れる人を歓迎する。
「日本アルプスをモチーフにした環境演出」では新宿を起点する特急列車の車窓から見える日本アルプスをイメージ。地域の魅力を発信すると共に広大な自然風景により人々にやすらぎを与える。
また魅力溢れる新宿のまち情報や各種イベントなどの情報発信や災害や緊急異常時の情報発信なども行う。運用開始時期は2021年春頃を予定。
「東京感動線」公式ウェブサイト
https://www.jreast.co.jp/tokyomovinground/
(GINGA)