自分の専用ボトルで日本酒が届く「吉乃川 カヨイ」が登場。江戸時代から始まった「通い徳利」のような仕組みで、酒蔵とつながれる新しい試みだ。
日本のものづくりに特化したニューワールドと吉乃川は、Makuakeプロジェクトを共同企画。お家と酒蔵がつながる、特別な日本酒が“あなた専用ボトル”で届く「吉乃川 カヨイ」は、Makuakeで限定発売を実施中。
■現代の通い徳利
米どころの地元にも愛される新潟県最古の老舗酒蔵「吉乃川」から、現代の通い徳利こと「カヨイ」が誕生。
ふだんの吉乃川とはちょっと違うプレミアムな日本酒を「あなただけのマイボトル」に入れて、酒蔵から自宅に直接届けるサービスを開始。専用のオリジナルステンレス製ボトルで、まさに蔵出しの限定のお酒をお届け。
■かつて日本に存在した「通い徳利」
プラスチックはもちろんのこと、今のようなガラスビンもまだ普及していない江戸時代中期。この時代は、店名や商標が書かれた徳利にお酒を詰めて客に渡し、徳利が空になったら代金と引換に再びお酒を注ぐ、という販売方式がとられていたという。この徳利が繰り返し酒蔵や酒屋と客の間を通うことから、「通い徳利」と呼ばれていた。
■吉乃川の「カヨイ」システム
現代の通い徳利ともいえる「カヨイ」は、新潟は長岡の酒蔵「吉乃川」と自宅を、あなた専用のマイボトルが通うサービス。
今回のプロジェクトを支援すると、初回はお酒が詰められたボトルをお届け。お酒を楽しんで空になった容器は送り返し、吉乃川で洗浄、再びお酒を詰め梱包し、自宅に送ってくれる。
ボトルを送るだけで「おかわり」ができ、酒蔵とあなたの家を直接つなぐという取り組みだ。(返送用の送り状(着払い)は同梱)
■醸造タンクと同じステンレス製。ロットナンバー入り
繰り返し「通う」ためには、ビンやペットボトル等の素材では力不足。そのためボトル本体には軽量で耐久性が高く、繰り返しの輸送に耐えることができるステンレスを採用。
ステンレスの中でも、酒蔵で一般的に使用される醸造タンクと同じ素材の「SUS316L」を使用。鉄分の溶解や金属臭の心配がほとんどない。
さらに、お酒の品質を守る上で大切なのは「遮光」。ステンレスにすることで紫外線に晒されることもないので、お酒の品質が保たれやすくなる。
ボトルを製作したのは、同じく長岡市にあるササゲ工業。様々な金属加工を得意とし、高度なスピニング(絞り)加工技術を持つササゲ工業だから実現したのがこのボトルなのだ。
■カヨイ
内容:ステンレスボトル本体・酒蔵から特別な日本酒を、決まった期日に直接お届け
容量:720ml
サイズ:縦75mm 横75mm 高さ283mm
重さ:1kg(酒入り時)/300g(ボトルのみ)
Makuake特別価格:10,000円(税込)〜
発売期限:2020年8月30日まで(限定50本)
リターンの配送:2020年9月末を予定
一度完売してしまった人気の「吉乃川 カヨイ」。酒蔵を応援しながら、自分だけのボトルで日本酒を味わおう。
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/kayoi/
(田原昌)