芸術の街として注目される墨田区に、新たなスポットが誕生。

アートの収蔵庫を持つリノベーションホテル「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」が、7月15日(水)グランドオープンする。

■KAIKA（カイカ）という名前に込められた想い

築54年（1966年築）の地下１階地上6階建ての倉庫ビルを再生、アート作品を公開保管しておく「アートストレージ」（収蔵庫）とホテルが融合したコンテンポラリーアートの新しい拠点として誕生する。

KAIKA（カイカ）という施設名称には、見せる収蔵庫を意味する「開架」という意味に加え、日本のアート文化を広め「開化」させたい、さらに将来的にはアーティストの才能「開花」をサポートしたい、という想いが込められているという。国内外の観光客に人気のアートや文化の施設を持つ墨田区は幅広い文化芸術活動を促進しており、KAIKA 東京もその一翼を担える場となることを目指していくそうだ。

■ホテルがアートの収蔵庫を持つ意味

1F、B1Fの共用部に設計したアートストレージを、日本を代表する計6つのアートギャラリーが公開保管スペースとして利用することで、来訪者に特別な空間体験を提供する。宿泊者以外も利用できるバーラウンジや、地階にある宿泊者専用ラウンジなどもアートストレージに隣接しており、アートの裏側を身近に楽しむことができる。

アーティストの才能「開花」をサポートしたいという想いの一環として、館内に収蔵・展示するアート作品の公募＜KAIKA TOKYO AWARD＞を実施した。受賞作品・入選作品は、2022年3月末日まで館内共用部に収蔵・展示している。

またグランドオープンを記念して、審査員を務めた舘鼻則孝氏による企画展 “舘鼻則孝「FORM AND COLOR」”を1階の「STORAGE 1」で8月16日(日)まで開催する。※開廊時間：8:00-20:00

■ホテルの魅力に溢れた館内施設

客室

客室は、ストレージ空間の雰囲気を引き継ぎなら、落ち着きと心地良さを感じる素材や色で設計。個室タイプ10種類73室で、定員2名、4名の客室を中心に６名部屋まで様々なバリエーションの客室がある。

BAR KAIKA　バータイム　19:00-24:00（Lo.23:30）

1階のアートストレージ区画に隣接したバーラウンジ。夜は宿泊者以外も利用できる。薫り高い日本茶カクテルやコーヒー、ジャパニーズフィンガーフードを楽しめる。

飲食監修はTHE SHARE HOTELSの「KUMU 金沢」も手掛けた「おまめ舎」（石川・野々市）が担当。お茶の楽しみ方を現代に提案する「EN TEA」（佐賀・嬉野） が厳選した高品質の茶葉を使用、茶釜等の茶道具は金工作家・竹俣勇壱氏が制作・監修している。コーヒーは地域のコミュニティカフェとして知られる「東向島珈琲店」（東京・墨田）がセレクトしたシングルオリジン豆を使用している。

朝は宿泊者限定で、メインメニューが選べる朝食が用意される。

STORAGE 1

建物のエントランスに面したアートストレージ区画「STORAGE 1」では、アーティストやギャラリー、コレクターにフォーカスをあてた企画展を定期的に開催していく。宿泊者以外も鑑賞でする。

SHOWCASE

フロント横の「SHOWCASE」では、アートストレージの入居ギャラリーの所属アーティストに関するプロダクトや書籍、作品等を販売する。マーチャンダイジングは株式会社メソッドが担当し、アートのスーベニアとして提案していく。

LOUNGE

宿泊者専用の地下ラウンジでは、隣接するアートストレージやKAIKA TOKYO AWARDの受賞作品を眺めながらくつろげる。電子ケトル、電子レンジ、皿・カトラリー類、 ランドリー 、自動販売機など自由に使える備品が揃っている。

アートギャラリーに滞在するような感覚で、特別な一夜が過ごせそうだ。

KAIKA 東京by THE SHARE HOTELS（カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ）

所在地：東京都墨田区本所2-16-5
URL：https://www.thesharehotels.com/kaika/

（冨田格）