創業50年の珈琲館が旗艦店を「アトレ竹芝」にオープン

シアトル系のコーヒーチェーンや、サードウェーブも魅力的だが、日本人だからこそ感じる日本型の喫茶店の良さは確実にある。

今年50周年を迎えた喫茶店チェーンの「珈琲館」の旗艦店が「珈琲館アトレ竹芝店」をオープンした。

これまでの50年の歴史の中で愛されてきた商品ラインナップに加え、現代の喫茶店文化を取り入れた新しい珈琲館を体験できるという「珈琲館アトレ竹芝店」。その魅力をご紹介しよう。

■旗艦店ならではのこだわりが詰まった店内

一人用のカウンター、シート席、ソファー席と、ユーザーの利用目的にお応じて使い分けられるシートを配置。Wi-Fiやコンセントが備わっているので、テレワークやスマホの充電にも対応できる。

■コーヒーメーカー「Seraphim(セラフィム)」を珈琲館初導入

店内中央部に設置されたカウンター内に白く伸びる4本のコーヒーメーカーが目に留まる。これが、珈琲館に初導入されたコーヒーメーカー、カーチス社(アメリカ)製のセラフィムだ。コーヒー豆の特徴が際立つ様に適切な温度と湯量のコントロールができ、21穴のシャワーヘッドから出るお湯がコーヒー粉へ均一に注がれることにより、理想的なコーヒーを提供することができるという。技術の高いカウンタースタッフがハンドドリップしたような、安定したおいしいコーヒーが味わえるそうだ。

■伝統とオリジナルが融合した旗艦店だけのメニュー展開

珈琲館ならではのメニュー、国産備長炭で丁寧に焙煎した炭火珈琲や、銅板で1枚1枚じっくり焼き上げるトラディショナル・ホットケーキ、などに加えて「珈琲館アトレ竹芝店」でしか味わえない新商品もラインナップ。

厚切りデニッシュを銅板でじっくり焼き上げたフレンチトーストや、炭火珈琲をアレンジしたとろけるような口当たりが特徴の「炭火の女王」は特に注目だ。

珈琲館のシグニチャーである、炭火珈琲をたっぷり贅沢に使用した絶品の「炭火珈琲ソフトクリーム」など、一部の商品はテイクアウトにも対応。竹芝のウォーターフロントを散歩しながらいただく、というのも良さそうだ。

新型コロナウイルス感染拡大防止対応にも、全店挙げて取り組んでいる珈琲館。日本ならではの喫茶店文化が、旗艦店を軸にどのように進化していくのか注目だ。

珈琲館アトレ竹芝店

所在地 :東京都港区海岸1-10-30アトレ竹芝タワー棟1F
営業時間:当面の間11:00~20:00の時短営業
公式サイト:https://www.kohikan.jp/

(冨田格)