DJがプレイしているのに音は流れていない。にも関わらずそこに集う人々はそれぞれが音楽に体を委ねて楽しんでいる。そして、全員がヘッドフォンを装着している。
あなたは「サイレントディスコ」をご存知だろうか?
爆音で音楽を流すのではなく、ヘッドフォンを装着して自分好みの音量で楽しむ。オランダで誕生した「サイレントディスコ」は世界中に広まり、そのシステムは音楽フェスやクラブをはじめ、野外の映画上映会など音に関わる様々なイベントで利用され、ますます注目が集まっている。
そして、8月24日には鎌倉の海で「サイレント・ミュージック・ビーチヨガ」が開催される。
◾︎「サイレント・ミュージック・ビーチヨガ」とは
ワイヤレスヘッドフォンを着用し全員で音楽をオンタイム(同じ時間)で共有しながらヨガができる新しい音楽ヨガイベント。同じ音楽を聴きながら同じ動きをすることで一体感を感じつつも一人の世界に没頭もできる。そこに鎌倉のサンセットという最高のロケーションが加わり、視覚からも大自然の開放的な空間と合わさり極上のラグジュアリー感を味わえる。
ヘッドフォンから流れてくる音楽は、ヨガのシークエンス(1レッスンのポーズ構成)に合わせてDJが音楽を選択・リミックス。シークエンスの軽めのポーズから強いポーズへ向かっていき、徐々にリラックスへと導く流れに合わせて音楽を融合させ、アーティスティックにデザインされたヨガを身体だけではなく聴覚的にもより鮮明に体感出来るという。
最後には瞑想をする時間が設けられている。心臓の鼓動とヒーリングミュージックを掛け合わせることで瞑想しやすくなり極上のリラクゼーション効果を味わった結果、脳の思考がリセットされ、ストレス軽減のほか情緒安定や、うつ自律神経の安定効果などが期待できるそうだ。
◾︎脳科学からみる運動と音楽の関係
有酸素運動時に音楽を聴くと、同じ運動強度でもパフォーマンスの向上や疲労の軽減、集中力の向上などの効果が脳科学の見地からも実証されている。
音楽を聴き、良い曲だなと陶酔しているときは「ドーパミン」という物質が多く分泌する脳内システムが活動する。「ドーパミン」が放出されると、ワクワクした喜びの感情が生まれる。快楽系の神経が活動することで、本来であれば辛いエキササイズでも楽に行うことができるようになるという。
また、人は周りのリズムに自らをシンクロしようとする同期現象という習性がある。アップテンポの音楽が流れるとそのリズムに合わせるようになることで、少し強度が高いエキササイズでも楽しくいつも以上の実力を発揮することに繋がる。
Silent Music BEACH YOGA at KAMAKURA
日時:2019年8月24日(土)18:00~19:45(17:30~受付開始)
集合場所: 海の家Asia前砂浜
http://www.kamakura-asia.com/
(アクセス:JR横須賀線 鎌倉駅東口より徒歩12分、車で3分)
<zen place吉祥寺スタジオ>
・スタジオHP:https://www.yoga-plus.jp/studioInfo/kichijoji.php