パリはもとより、世界中の女性たちを魅了し続けるディオール。
2019年3月3日まで、コロラド州のデンバー美術館(DAM)にてエキシビション「Dior: from Paris to the World (ディオール:パリから世界へ)」を開催している。
同エキシビションは、ディオール オートクチュール クリエイションの70年以上の歴史にオマージュを捧げ、創業者の旅する魂と未来を予見するセンスを彷彿させる内容。
クリスチャン・ディオールは、自身の回想録において「パリのクチュリエとして、フランスの女性たちの要望だけでなく、全世界の女性たちの要望を知る必要がありました」と記している。
フロランス・ミュラーがキュレーターを務める同展には、180点以上のオートクチュール モデル、アトリエが手掛けた25の生地、写真、ビデオ、未発表フィルム、スケッチ、フレグランス&メイクアップに関する200点近くのアクセサリーやオブジェが集結。
時代を巡る魅惑の旅では、後継者たちの豊かな創造性にも迫る。
デンバーに足を運ぶ機会があれば、ぜひ訪れてみたいものだ。
PHOTO : DIOR / JAMES FLORIO
(Yuko Ogawa)