アメリカ発のグローバルブランド、トミー ヒルフィガーが「HILFIGER SAILING」コレクションを発表した。ブランドが長年セーリングと共に築いてきた歩みを祝いながら、現代の視点でクラシックなデザインを再構築した全16点の限定カプセルだ。
過去と現在の架け橋となるような、洗練されたバランスに仕上げられている。
海のスピリットや海洋のエッセンスを取り入れたコレクション
トミー ヒルフィガーがセーリングからインスピレーションを得るようになったのは1990年代初頭。以来、同ブランドはプレッピースタイルと海のエッセンスを掛け合わせた独自のデザインを展開してきた。「HILFIGER SAILING」は、その歴史を辿ると同時に、スポーティさと品格を両立させたスタイルを提案している。
今回リリースされたコレクションは、アーカイブをもとに再構築。ジャケットやストライプTシャツは、どこか懐かしく、それでいて今の空気をしっかりと捉えている仕上がりだ。洗練されたレッドとグリーンのカラーパレットが、アイテム全体にモダンなアクセントを加え、シーンを問わず使える汎用性の高さも光る。
コレクションは、4月1日(火)よりトミーヒルフィガーの一部店舗にて販売がスタート。リバーシブルジャケットやラガーポロシャツなど、日常に取り入れやすいラインナップになっている。
ロゴに込められた航海の記憶
ブランドの象徴であるロゴにも、セーリングとのつながりが深く刻まれている。赤、白、ネイビーのシンボルは、創業者のイニシャル「TJH(トーマス・ジェイコブ・ヒルフィガー)」を海上の信号旗で表現したもの。誕生から40年を経った今も、この旗はブランドの精神を静かに物語っている。
さらに現在、トミー ヒルフィガーはアメリカのSailGPチームのスポンサーも務めており、セーリングとの結びつきは、今なお進化を続けている。
トミー・ヒルフィガー本人が語る、航海と創造の哲学
「このコレクションはその情熱へのオマージュであり、ブランドのパイオニア精神に忠実でありながら、航海のヘリテージをモダンに解釈したものです」ヒルフィガーはそう語る。彼にとって、海は単なるテーマではなく、ブランドの核となる存在なのだろう。
2003年には実際にセーリング競技への挑戦を始め、世界トップクラスのクルーと協業。競技で培ったパフォーマンスと、クラシックなアメリカンスタイルを融合させた。この背景があるからこそ、「HILFIGER SAILING」には表面的なデザインを超えた、本物の説得力が宿っている。
HILFIGER SAILINGは、海への憧れと、自分らしい余白をそっと引き出してくれるようなカジュアルなアイテム。余裕のある大人の男性にこそふさわしい選択肢だ。自分自身の新しいスタイリングに加えてみてはいかがだろうか。
HILFIGER SAILING コレクション
公式サイト:http://tom.my/6000FTUM8
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000010635.html
(Fumiya Maki)