ディスカヴァー・トゥエンティワンは、5月24日(金)に、『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』を刊行した。
同書は、社会心理学者のデヴォン・プライス氏が、現代人をがんじがらめにする「怠惰のウソ」を暴き、人が幸せに生きる道標となる書籍として、全米各紙が絶賛した注目の書だ。
現代人をがんじがらめにする怠惰のウソを暴く
フィナンシャルタイムズ紙をはじめ、全米で絶賛された話題の書籍『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』が、ついに日本で発売された。
同書は、多くの人が無意識のうちに信じ込んでいる「怠惰=悪」という固定観念に疑問を投げかけ、現代人が抱える働き方や生き方について深く掘り下げる。
「人はそんなに働かなくていいし、価値は外からの評価で決まらないし、すべてに詳しくなくていい、すべての人を助けなくてもいい」
これが同書のメッセージだ。人間が日常で感じる罪悪感や無力感は、社会が植え付けた「怠惰のウソ」に根ざしているとを主張する。
同書では、破壊されるべき「3つのウソ」として、「人の価値は生産性で測られる」「 自分の限界を疑え」「 もっとできることはあるはずだ」を挙げる。
そして、これらの「真っ赤なウソ」に対し、具体的なデータと研究結果を基に反論。オーバーワーク・燃え尽き症候群・スマホ疲れなど、現代病とも言える諸問題は、実は社会が植え付けた誤解のせいで引き起こされていることを明らかにし、この問題から逃れるためには、怠惰の再考が必要と訴える。
その例として、「ネットでだらだらは生産性向上につながる」「ただじっと座っているだけで心身が回復する」「人間は1日8時間働けるようにできていない」「知識を詰め込もうとしすぎると、かえって理解力や記憶力はダメになる」を掲げる。
そうして、「怠惰=悪」ではないという思考の転換が、現代人に求められていることを強く主張する。
「休むことへの罪悪感」からの脱却方法を解説
著者・プライス氏はオハイオ州立大学で心理学と政治学の学士号を取得後、シカゴ・ロヨラ大学で応用社会心理学の修士号、博士号を取得。
現在は同大学助教授として応用社会心理学とデータ・サイエンスの講義を行う。学術雑誌での論文発表と並行して一般メディアでも活躍する。
プライス氏は、長年にわたる研究と実践を通じて、私たちがどうすれば「怠惰のウソ」から抜け出し、本当の意味で幸せに生きることができるのかを提案する。
『「怠惰」なんて存在しない』を読めば、「怠けること」の罪悪感から解放され、自分自身が価値ある人間であるという感覚を取り戻すことができる。そして「幸せな人生」とは何かを再考するきっかけになるだろう。
多くの人々の生き方に新たな光を投げかけ、現代社会の価値観に一石を投じる同書。現代人をがんじがらめにする「怠惰のウソ」を再考し、人生観を変えるために、手に取ってみてはいかがだろう。
「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
著者:デヴォン・プライス
訳者:佐々木寛子
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判並製/344ページ
価格:2,530円(税込)
公式サイト:https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-3026-5
Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799330268/d21_rs_pr-22
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001307.000018193.html
(高野晃彰)