北前船交易がもたらした文化や独自の建築様式が残る三国湊に「オーベルジュほまち 三國湊」がオープン

福井県坂井市に町家ホテル「オーベルジュほまち 三國湊」が1月28日(日)に開業した。

9棟16室のホテルとレストラン1棟を備えた分散・滞在型オーベルジュで、古民家をリノベーションし、「かぐら建て町家」をはじめとした日本の伝統的な建築をモチーフにしている。

地域に溶け込むようにリフォームされた町家で、休日のひとときを楽しんでみては。

明治後期ごろに建築された元和菓子店をリフォーム

明治後期ごろに建築された元和菓子店をリフォーム

点在する町家を客室とする宿泊施設としてリフォーム

町家ホテルのリフォームは住友林業ホームテックが担当し、旧家耐震改修技術の知見を活かし安全・快適な宿泊施設に仕上げた。

16室ある客室のうち「千鳥」と「立湧」を紹介しよう。

千鳥のテーマは「三国祭」

木造2階建ての客室「千鳥」の建築時期は嘉永元(1848)年で、延床面積は69.89平米。

外観は、かぐら建てで、小屋根、袖壁が残り、軒先が低く三国の典型的な町家造りの建物だ。屋根は越前瓦、外壁の一部に福井県産のスギを使用。通り沿いの外壁はあえて古く見えるよう荒く仕上げた。

内装は、倉庫として使用され傷みが激しく建築当時の原型がわからない状態だったが、町家の雰囲気を残すため全体的に既存の床梁・床板を現した。

玄関ホールは吹き抜けを設け天井の低さに広がりを持たせた。2階には三国祭の山車を眺めながらくつろげる空間を設けた。

立湧のテーマは「湯屋」

木造2階建て、延床面積90.36平米の客室「立湧」は、町家ホテルで最も築浅の昭和32(1957)年に建築された。

外観は、平入で、小屋根が残り、比較的新しい建物だが三国の伝統建築を意識した造りとなっている。建築当時と思われる木製引違い建具・欄間を利用し再塗装、ガラスも交換程度に留めて極力外観を変えないようにした。

内装は、通りに面したダイニングは元々洋服の仕立てを営んでいた当時の面影が残る。改修では階段を中心に配置し動線を確保した。また、リビングに吹抜けを作って開放的な空間にした。

離れには湯屋を設け中庭が眺められる半露天風呂を楽しめるようにした。

北前船交易がもたらした文化や独自の建築様式を感じられる旅に出よう。

オーベルジュほまち 三國湊
所在地:福井県坂井市三国町南本町3丁目4-39
公式サイト:https://www.homachi.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000052275.html

(MOCA.O)