萩焼の陶芸家3人によるオンライン個展開催中!物語を通じて、陶芸家や作品に迫ってみよう

物語を通じて作家および作品と出会うEコマース「ナラティブ・プラットフォーム(ナラプラ)」では、萩焼の陶芸家3人によるオンライン個展を開催中。新作含む50点以上を来年の1月23日(火)まで展示・販売している。

日本の伝統工芸品、萩焼に魅せられた陶芸家たちのオンライン個展を見逃すな。

職人の想いを届ける「ナラティブ・プラットフォーム」

「ナラティブ・プラットフォーム」は、一流職人の物語を顧客に届けることにより、一流職人の付加価値を最大化させる共感・体験型のプラットフォームである。

職人の想いを最大限リアルに届けるため、実際に産地に足を運び、職人と真正面から向き合う。そして、職人の想いやうつわの制作過程、うつわの知識や活用方法を魅力的に伝え世界へ届けている。

国の伝統的工芸品の一つである「萩焼」

山口県の萩市で生産される萩焼は、国が指定する伝統的工芸品の一つだ。萩市内には数多くの窯元や萩焼専門店が存在し、日々新しい作品が誕生している。

萩焼は、これまで茶の湯の道具として親しまれてきた。土の風合いを最大限に生かした焼き物で、絵付けもほぼ無し。シンプルでありながら味わい深く、安心感と温かみを感じさせてくれる。

なお、今回のオンライン個展では、萩焼の伝統を守りつつ、新たな可能性を切り開く3人の陶芸家の物語を発信。陶芸家のヒストリーや作品への想い・考え方、あるいは製造工程などを通じて、萩焼の魅力に迫っていく。

萩焼の陶芸家3人による作品

陶芸家・岡田泰氏による「淡青釉鉢」

山口県萩市を故郷とする陶芸家の岡田泰氏。これまで、日本陶芸展での毎日新聞社賞、山口伝統工芸展でのNHK山口放送局賞など、数多くの受賞歴を誇る。

今回、特に注目したい同氏の作品は「淡青釉鉢」だ。萩の日本海をイメージして作られた、岡田氏独自の釉薬(ゆうやく)を使用。ゆったりと広い形が特徴で、いろいろな料理を盛って楽しむことも、見て楽しむこともできるうつわとなっている。

なお、27,500円で購入することも可能である。

陶芸家・伴善雄氏による「削白釉8寸鉢」

陶芸家の伴善雄氏も、岡田泰氏と同様に、これまであらゆる公募展に作品を展開。現代工芸中国会展における萩市長賞をはじめ、北野武展への作品制作参加や第5回萩韓国交流展への出品など、著名展にて同氏の作品は評価されている。

そんな同氏の注目の作品は「削白釉8寸鉢」だ。白い土と釉薬の変化を楽しむことができる逸品であり、料理の取り皿などにも使いやすいうつわに仕上がっている。なお、「削白釉8寸鉢」の販売価格は9,900円となる。

陶芸家・伴裕子氏による「金彩ビアカップ」

伴裕子氏は東京造形大学造形学部デザイン学科を卒業後、萩焼作家の内村幹雄氏に師事。その後、山口市に山水窯を築いた。そして、第26回女流陶芸展での新人賞をはじめ、近年は有田国際陶磁器展で陶業時報社賞を受賞。さらに、第51回女流陶芸展では文部科学大臣賞も受賞している。

同氏がオンライン個展に展示する作品の一つが、萩焼で使う大道土ベースの粘土を使って製作した「金彩ビアカップ」だ。釉薬には自らが焼いた田んぼで作った灰をもとに作成した“藁灰釉”を使用。販売価格は4,950円で、ワンポイントで金彩を施しているところが特徴となっている。

それぞれの陶芸家の物語を起点にした作品を、この機会に自宅に招いてみては。

ナラティブ・プラットフォーム:https://narrative-platform.com

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000115747.html

(綱嶋直也)

※価格は全て税込