姫路市立美術館で「チームラボ 無限の連続の中の存在」後期展が開催。「生命・存在とは何か」を表現

「姫路市立美術館」で「チームラボ 無限の連続の中の存在」後期展が10月21日(土)~2024年1月21日(日)の期間開催される。

アートによって人類の世界認識を変えようとしているチームラボの世界観を同展で感じ取ってほしい。

チームラボ《Dissipative Figures – 1000 Birds, Light in Dark》,《Matter is Void – Fog》©チームラボ

チームラボ《Dissipative Figures – 1000 Birds, Light in Dark》,《Matter is Void – Fog》©チームラボ

前期・後期の展示替えを通して長大なスケールで展開

同展において、鑑賞者は、自分が立つ現実空間と、彼らが展開する作品空間がつながる「ボーダレス」な空間「―超主観空間―」に“没入”する経験を通じて、この世界が連続性の上に成り立っていることを身体的に認識することだろう。

近年、チームラボの探求はさらに深化を遂げ、「生命とは何か」というテーマのもと、次々と作品を発表している。「私という存在は、心と体とそれらと連続する環境によって創られている」と彼らはいう。

生物と無生物という認識の境界をも超えようとするチームラボの現在地を、前期・後期の展示替えを通して長大なスケールで展開する。

「生命・存在とは何か」を表現

同展は、チームラボが近年追い求めている「生命・存在とは何か」を表現している。前期展では、人の存在は、他者や外界と境界なく連続することで生じることを観るものに考えさせる内容だった。

後期展では、生命と存在、自己と世界・他者の連続性といったことに加え、NFT作品を介して所有とは何かを投げかける。「姫路市立美術館」だからこそ実現できる、チームラボの現在地を象徴する作品世界をその眼で確かめてほしい。

展示室の外でも展開する作品が登場

また、後期では作品を全て入れ替える。人が作品空間にいることで生まれ、人が触れると死んでしまう蝶の群れなど、鑑賞者が作品と関わることで生滅両方の影響が表れる作品や、スマートフォンで作品上の炎を持ち帰り、その炎を他の人にも分けることができるなど、展示室の外でも展開する作品が登場。あらゆる境界を取り払おうとするチームラボの世界に触れてみては。

チームラボの「超主観空間」を体験

「超主観空間」は、鑑賞者が自由に歩きながら能動的にアートを楽しむことができる、チームラボ独自の論理構造に基づいて創られた作品空間。

鑑賞者は作品の前でじっと眺めているだけではなく、作品の中を歩き回り視線を動かし、作品に触れ、更に作品を通して他の人と繋がることで作品世界に溶け込むことができる。アートに詳しい人もそうでない人も、大人も子どもも、誰でも楽しめる、作品世界の一部になる感覚を体験してみてはどうだろう。

同展へ訪れ、チームラボの「超主観空間」を体験したい。

「チームラボ 無限の連続の中の存在」後期展
会期:10月21日(土)~2024年1月21日(日)
会場:姫路市立美術館 企画展示室
所在地:兵庫県姫路市本町68-25
休館日:月曜日、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)※1月8日(月)は開館
観覧料:一般 1,500 ※20名以上の団体料金は1,300円
姫路市立美術館公式サイト:https://www.city.himeji.lg.jp/art/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000073910.html

(角谷良平)