国内外で活動する画家・現代美術家の井田幸昌氏が、国内の美術館では初となる展覧会「Panta Rhei |パンタ ・ レイ─ 世界が存在する限り ─」を、7月から米子市美術館にて、そして9月からは京都市京セラ美術館にて開催する。
同展覧会に合わせて、小学館が「単行本」「展覧会図録」「大型写真集」の3冊を2023年中に“井田幸昌三部作”として出版する。今回の記事では、刊行が決定したこれら三部作について主に紹介したい。
日本のアート界を牽引する若手美術家・井田幸昌氏
そもそも、井田幸昌氏とはどのような美術家なのか。彼についてよく知らないという人のために紹介しよう。
井田氏は1990年に鳥取県で生まれた新鋭の美術家。2016年に現代芸術振興財団主催の「CAF賞」にて審査員特別賞受賞、2017年にはレオナルド・ディカプリオ財団主催のチャリティオークションに史上最年少で参加。そして2018年にはForbes JAPAN主催「30 UNDER 30 JAPAN」に選出されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。
彼の制作は絵画や彫刻、版画と幅広く、これまでにシカゴ・マラガ・パリ・東京などさまざまな土地で個展を開催し、作品を発表してきた。
“井田幸昌三部作”が2023年7月より順次刊行
そんな井田氏の足跡や展覧会の詳細、そして作品に光を当てた3冊が、今年小学館より刊行される。
『100年後への置き手紙』で井田氏の想いや足跡を知る
記念すべき1冊目は、7月20日(木)に刊行される単行本『100年後への置き手紙』(2,800円/A5変型判・192ページ)。本人の写真、スケッチ、メモ、発言などを多数収録し、稀代のアーティストが形成されるまでの足跡を追う。
現在すでに、「@Loppi」では直筆サイン入りの『100年後への置き手紙』と米子市美術館で開催される展覧会の前売りチケットのセット、「HMV&BOOKS online」では直筆サイン入りの『100年後への置き手紙』の予約受付がそれぞれスタートしている。
京都市京セラ美術館の展覧会公式図録も登場
10月31日(火)には、京都市京セラ美術館にて9月30日(土)から開催される展覧会の公式図録(13,000円/B4判・256ページ・日英バイリンガル仕様)が刊行される。
同書では同展の作品約400点に加え、歴史的建造物でもある展覧会場でのインスタレーションを新撮して収録。展覧会を擬似体験できる図録となっている。
超豪華仕様の大型写真集も2023年中に発売
最後の1冊は、36万円という高価格での発売を見込んでいる超大型写真集。詳細は未定だが、B2判でケース付き、さらには日英バイリンガル仕様の解説集も付いた豪華な仕様を検討中だ。
B2判といえば、見開きで横1メートルにもなるかなり大きい判型。そこに超高精細デジタルカメラで写したアトリエ風景や主要作品を、最新のデジタル印刷技術によって再現する。
2拠点で開催される展覧会「Panta Rhei |パンタ ・ レイ─ 世界が存在する限り ─」とともに、2023年は井田幸昌三部作にも期待したい。
『100年後への置き手紙』予約受付サイト
@Loppi:https://www.lawson.co.jp/campaign/lop_idayukimasa/
HMV&BOOKS onlile:https://www.hmv.co.jp/news/article/230427144/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002151.000013640.html
(IKKI)
※価格は全て税込