ケニアの巨大スラム街を写し出した展覧会が東京・木場にて開催。収益はスラムの孤児や貧困児童の教育費に

エシカルファッションブランド「SHIFT 80(シフトエイティ)」が、ケニアの巨大スラム街・キベラの若者とコラボレーションした写真&映像作品の展覧会「MEET OUR HEROES ~スラムから放つ、希望の光~」を開催する。

会場は東京・木場の「EARTH+GALLERY」にて、6月2日(金)から4日(日)までの3日間限定となる。本展で販売される写真作品の収益は、キベラで暮らす孤児や貧困児童の教育費として現地コミュニティに還元される。さまざまな意義を持つ展覧会といえそうだ。

「MEET OUR HEROES」でキベラの若者を写し出す

「MEET OUR HEROES ~スラムから放つ、希望の光~」は、困難な暮らしの中でも希望を生み出す、命の輝きにフォーカスした展覧会。

モデルは全員、今このときもケニアの巨大スラム街・キベラで生活している若者たち。同展の写真約50点と映像作品は、日本・ケニアで活躍するクリエイターが彼らとともに日々スラムを歩き、旅をして撮影したものとなる。

これらの一部の作品は購入が可能で、購入金額のうちプリント代・額装費を除いた全額が、前述の通りキベラスラムの孤児・貧困児童の教育費として現地に還元される。

さらに期間中は、キベラスラムからの生中継によるライブ映像や、制作スタッフによるトークなど、複数のイベントが予定されている。

アパレルアイテムを通しアフリカの人々を支援する「SHIFT 80」

あらためて、今回の展覧会を主催する「SHIFT 80」についても紹介したい。

「SHIFT 80」は、扱うすべてのアイテムを通し、アフリカの貧困児童の教育機会創出や生活支援、困難な状況にある女性へのサポートにつなげているエシカルファッションのアパレルブランド。

ブランド名は「利益(分配可能額)の80%を必要とする人々とシェアして、世界をよりよくシフトさせていくこと」に由来する。

ケニア現地モデルにはキベラスラム出身・在住の若者を起用しており、ロールモデルの育成を行っているほか、ウガンダやタンザニアといったアフリカ産のオーガニックコットンを製品に使用するなど、多面的な活動に取り組んでいる。

同展では、これまで「SHIFT 80」で販売されてきたコレクションをはじめ、初披露となる「UPCYCLED IN NAIROBI」の古着リジェネレイト(再生)シリーズや、ケニアで暮らす難民たちが製作したアイテムなども一挙に展示する。

さまざまな角度から切り取られたスラムの姿を通し、命の輝きや尊さを感じたい。

MEET OUR HEROES ~スラムから放つ、希望の光~
期間:6月2日(金)〜4日(日)
時間:12時〜18時(最終日は17時まで)
会場:EARTH+GALLERY
所在地:東京都江東区木場3-18-17

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000036326.html

(IKKI)