日本でも有数の人気旅行スポット、北海道。自然を生かした特色豊かな宿泊施設が、その地の魅力とともに訪れる人々を虜にしている。そこで今回は、2023年から2024年にかけて北海道に開業した最新の宿泊施設を紹介したい。
目次
・SHIRO初の宿泊施設「MAISON SHIRO」
・「Portside Inn Hakodate」を函館観光の拠点に
・夏はニセコの「MUWA NISEKO」でグルメを堪能
・十勝「Moving Inn Tokachi 北の森」で原生林に魅せられる
・野球ファン必見の「BALLPARK TAKIBI TERRACE ALLPAR」
SHIRO初の宿泊施設「MAISON SHIRO」
新千歳空港から車で25分、札幌から車で1時間の場所に位置する「MAISON SHIRO」。
ここは今年の4月26日(金)からオープンする一棟貸しの宿泊施設。その名からもわかる通り、日本発のコスメティクブランド「SHIRO」が運営する施設で、ブランドの哲学「Simply Simple」を体現するかのように自然と調和する建築とインテリアを取り入れているのが特徴だ。
宿泊棟には、北海道愛別町の白樺やカラマツの加工で出た端材と札幌軟石を使用したサウナを併設。宿泊棟の隣にあるラボラトリーで製造した蒸留水を用いたロウリュを満喫できる。
アメニティにはもちろん、SHIROの製品を用意。シャンプーやボディソープ、バスソルトなど、心地よい香りに包まれながら至福のひとときを過ごせる。未使用のものは自宅へ持ち帰ることも可能だ。
女性からも喜ばれそうなグッズが充実しているだけに、パートナーと旅行する際の宿泊先としておすすめしたい。
MAISON SHIRO
所在地:北海道夕張郡長沼町加賀団体
公式サイト:https://maisonshiro.jp/
「Portside Inn Hakodate」を函館観光の拠点に
続いて紹介するのは、1885年に建てられた建物を利用した「Portside Inn Hakodate」。函館駅から車で7分という魅力的な場所に位置する、1日1組のみ宿泊できる一棟貸し施設だ。
この建物は函館市の景観形成指定建築物としても認められており、和洋折衷のデザインが魅力。
観光地として有名な赤レンガ倉庫や函館山ロープウェイからも近く、函館の歴史と文化を深く感じることができる。
「Portside Inn Hakodate」は内装のリノベーションこそ完了しているものの、現在は外装工事の真っ最中で初夏のグランドオープンを予定している。ただし宿泊自体は可能となるため、いち早く同施設の魅力を体感したい人は公式サイトから空ている日をチェックしてみると良いだろう。
Portside Inn Hakodate
所在地:北海道函館市大町9-14
公式サイト:https://www.portside-inn-hakodate.com/ja/
夏はニセコの「MUWA NISEKO」でグルメを堪能
自然とグルメを満喫したいなら、昨年12月にニセコに誕生した「MUWA NISEKO」へと足を運んでほしい。
「MUWA NISEKO」はニセコのメインステージのグランヒラフの上部に位置する宿泊施設で、ウィンターシーズンは多くのスキー好きで賑わった。
しかしながら、この施設の魅力はスキーだけではない。ミシュランガイドにも掲載されたシェフが手がけるイタリアンレストランや、伝統的なすき焼きを楽しめる和食ダイニングがあり、北海道の食材を活かした料理を楽しめる。
客室も多彩な113室を用意。また、羊蹄山を望むインフィニティ風呂を備えている点にも注目だ。夏のニセコの魅力を存分に堪能してみては。
MUWA NISEKO
所在地:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条3丁目10番1号
公式サイト:https://muwaniseko.com
十勝「Moving Inn Tokachi 北の森」で原生林に魅せられる
帯広空港から車で約60分の場所に位置する「Moving Inn Tokachi 北の森」。ここは十勝の原生林に囲まれた環境で、トレーラーハウスステイやキャンピングカーステイを楽しめる施設だ。
各サイトには薪式露天風呂やサウナトレーラーがあり、自然を身近に感じながら滞在時間を楽しめる。
また、各サイト間は十分な距離が空いているため、プライベートが確保されているのも嬉しい。
地元・十勝の食材を活かした料理も魅力の一つ。北海道出身の料理人である森枝幹氏が監修した、3種類のコースメニューを振る舞う。
雄大な自然に癒されたい人は要チェックだ。
Moving Inn Tokachi 北の森
所在地:北海道広尾郡大樹町光地園44番5
公式サイト:https://moving-inn.com/
野球ファン必見の「BALLPARK TAKIBI TERRACE ALLPAR」
最後に紹介するのは「BALLPARK TAKIBI TERRACE ALLPAR」。野球とアウトドア体験を融合した新たなスタイルの宿泊施設だ。
この施設はボールパークFビレッジ内に位置し、プライベートウッドデッキでBBQや焚き火を楽しめる。
北海道産の木材を使った宿泊棟には、広々としたダイニングを設置。冷蔵冷凍庫やカトラリー、皿、調理備品など自由に使用できる。寝室には、日本ハムファイターズの選手寮と同じマットレスを用意。そうした点も、野球ファンにとっては堪らないポイントと言えるのでは。
食事には、北海道の豊かな食材を活かしたグリル料理やナチュラルワインを用意している。パートナーや友人同士で特別な時間を過ごしたい人にうってつけだ。
BALLPARK TAKIBI TERRACE ALLPAR
所在地:北海道北広島市Fビレッジ8番地
公式サイト:https://allpar-ballpark.com
今回紹介したのはいずれも、北海道の自然や文化を大切にしている施設ばかり。訪れるすべての人が、きっと忘れがたい体験を得られるはずだ。
(IKKI)