三馬力社より、国産の馬耕コシヒカリとモザンビークのお米をかけあわせた清酒「SAKE YASUKE(サケヤスケ)」が登場。自社ECサイトにて500本限定で販売中だ。
日本とモザンビークの文化を結ぶ、こだわりの清酒を堪能してみては。
両国の爽やかな風を感じる清酒「サケヤスケ」
アフリカ・モザンビーク北部のカーボデルガド州は2017年10月以降、武装集団による襲撃が多発し、治安の改善へ向けてモザンビーク政府の対策が進められている。
「サケヤスケ」の酒造りは、同地の復興を願うプロジェクトとして始まった。
襲撃によって収入を得る手段が減少している現地農家の人々の生活再建のために、現地からお米を買い取り、その米を京都の「招徳酒造」が誇る伝統の「生酛造り(きもとづくり)*」製法で仕上げる。
こうして、日本とモザンビークの大地の味が融合した、両国の爽やかな風を感じる清酒ができあがった。
日本の貴重な馬耕米とカーボデルガド州のうるち米を使用
原料としているモザンビークのお米は、カーボデルガド州のうるち米である「ムコジョ」という名前の在来品種。
本来外国人の立ち入りが難しい地域にある「ムコジョ」だったが、プロジェクトの発端となった現地法人「日本植物燃料社」の協力により、日本への輸入が可能となった。
いっぽう麹には無肥料、無農薬で、人と馬の力により丁寧に育てられた貴重な国産コシヒカリ「馬耕米」を使用している。
両国を繋ぐ存在であった人物が「サケヤスケ」の由来
「サケヤスケ」の名前は、織田信長に仕えた日本史上初の外国人で、モザンビーク出身の侍“弥助”からとっている。
モザンビークに生まれながらも、数奇な運命を経て、日本の侍の心を持つに至った弥助は、両国を繋ぐ象徴といえる存在だ。
酒を通じて地域への関心を持ち、より良い未来を思い描く
「SAKE YASUKE(サケヤスケ)」は、限定本数500本、容量720ml、価格は11,000円となっている。
モザンビーク北部の復興を願うことから始まった酒造りは、日本とモザンビークの文化を結ぶ試みである。このお酒を味わい、楽しむということは、新たな挑戦を歓迎し、より良い世界への希望を共にすることでもある。
酒を通じてモザンビークやアフリカに関心を持ち、未来への希望に想いを馳せてみては。
販売サイト:https://tazinba.jp/product/mozambique/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000081027.html
(MK)
*生酛系酒母(乳酸菌)の力で雑菌を排除し、酵母を活動しやすくすることでアルコール発酵を促す醸造方法
※価格はすべて税込