“GO OUT”、それは、夢を叶えるための合言葉である—秋元康氏
ディスカヴァー・トゥエンティワンが、3月25日(土)に『GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代』(坪田一男氏・著)を刊行した。「このままでいいのだろうか」と立ち止まり、今後を考えたくなったときに読んでほしい一冊だ。
人生100年時代、目指すのは「飛び出す人」
「人生100年時代」と言われて久しい現代。1つの会社で働き続けて、定年後は年金で暮らす、というこれまでの当たり前は通用しなくなりつつある。
このまま平均寿命が伸び続ければ、80歳、90歳まで働くということもあり得ないことではない。
そんな人生100年時代では、自分の人生を主体的に考えていかなければならない。そこで必要となるのが、自分にとって本当に大切なもの、自分が心からやりたいことを「探索する」ことだ。
しかし、そのためにはリスクや失敗を恐れず、自らのコンフォートゾーン(快適な空間)から主体的に飛び出していかなければならない。
そこで本書では、「飛び出す人」になる、つまり「T型キャリア」を目指す方法を指南する。
「T型キャリア」とはなにか
「T型人材」とは、ジャンルなどを飛び出して活躍する人のこと。広くビジネス界で流布している目指すべき人材像として、かねてからT型人材が挙げられてきた。
具体的には、あるひとつの分野を極め、専門的な知識や知見、経験、スキルを持つだけでなく、ほかの分野にも優れた知見を持つ人材のことを言う。
「探索」と「深化」で己を磨く
ここで、「T型人材」になるための大元の考え方を、経営学の面から見ていきたい。
なるべく従来の自分自身や自分の会社の認知の範囲を超え、遠くに認知を広げていくことを「探索」と呼ぶ。ところが、この探索はリスクが高く、コストがかかるのが一般的だ。
一方、探索を通じて探し当てたもののうち、成功確率が高そうなものを深掘りして磨き込む行為を「深化」と呼ぶ。
この深化があるからこそ、企業は質の高い製品やサービスを顧客に提供し、社会的評価を受け、安定した収益を得ることができる。
しかし企業は、どうしても深化に偏る傾向が見られる。すぐに儲かる深化を重視し、リスクとコストがかかる探索を敬遠するからだ。
これは個人のキャリアの考え方にも同じことが言える。
多くの人は専門性を深堀りすること(深化)を重視し、特定の分野での能力を極め、そのなかで最大限の利益を得ようとする。
この深化まわりが「コンフォートゾーン」だ。しかし、外部環境が激変するVUCAの時代では、緩い角度の成長などは突然意味をなさなくなることがある。この状況では、深化に偏るのはかえってリスクが高い。
これに対して探索は、コンフォートゾーンを出るためリスクがある。心理的に不安な状態に置かれ、予測できないことが起こるためにミスを犯すこともあるだろう。努力しても、必ずしも成果が出るとは限らない。
しかし、コンフォートゾーンを出て探索していくと、これまでに経験したことがない出会いに恵まれ、何らかの新しいものを生み出す未来につながる。
同書では、コンフォートゾーンから出て探索していく具体的な方法と、その効果を紹介する。
「失敗を恐れず挑戦を続けることが、素晴らしいイノベーションを生み出すことに繋がります。本書は、イノベーションを起こすヒントを教えてくれます」—iPS細胞研究の第一人者である山中伸弥教授も、同書についてこのように語っている。
数々の著名人もおすすめする本書を一読し、己の見識を広げたい。
GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代
定価:1,760円(税込)
仕様:四六判/240ページ
Amazon購入ページ: https://amzn.to/3FdWwVf
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001060.000018193.html
(IKKI)