近江牛を扱う精肉店が“美食倶楽部”の復活を目指してクラファンを開始。ローストビーフ等のリターンを用意

今冬、近江牛を看板に精肉店「寛閑観(かんかんかん)」を開業したもりしま社が、CAMPFIREにてクラウドファンディングをスタートした。

近江牛と縁深い代表が手がける同店の絶品ローストビーフがリターンに。プロジェクトのゴールとなる“美食倶楽部の復活”とあわせて紹介する。

“幻の美食倶楽部”の復活を目指してプロジェクトを実施

もりしま社の代表を務める森嶋篤雄氏は、江戸末期から明治初頭、食用として“近江牛”の価値を見出し、東京に牛肉卸小売業と牛鍋屋を兼ねた「米久」を開業した竹中久次氏と森嶋留蔵兄弟を先祖に持つ人物。

竹中久次氏の子孫は、大正末期から戦前にかけて、麻布で会員制美食倶楽部「春岱寮(しゅんたいりょう)」を展開していた。東京大空襲で消失する前まで、同倶楽部はかの北大路魯山人の「星岡茶寮」のライバルとみなされるほど質の高い料理文化を誇っていたという。

精肉店「寛閑観」というユニークな屋号も、「春岱寮」が戦前に出版していた会員向けの月刊誌の名前からきている。

森嶋氏は今回、この“幻の美食倶楽部”を現代に復活させるためのクラウドファンディングをスタート。当時、先祖らが展開していた近江牛肉料理による新進気鋭の世界観を、現代にアレンジして展開することを目指す。

寛閑観のオリジナルローストビーフをリターンに

歩みだしたばかりの同精肉店では、美味しい牛肉の販売はもちろんのこと、さまざまなデリカ商品の開発を進めている。

そんな中で誕生したのが、2種類の「オリジナルローストビーフ」。

「和ハーブ仕上げ」は、月桃、ハマゴウ、ヤブニッケイ、伊吹山に多く自生するイブキジャコウソウ、ウイキョウなどを、和ハーブインストラクターのアドバイスを受けながら、香りと効能に気を配りながら調合。美容効果も期待できる逸品となっている。

一方「山椒仕立て」は、国産山椒(仁淀川山椒)を使用した品で、日本人が好む味わいを実現。世界にも通用する“メイラード反応”の味を存分に楽しめるよう、製法過程に細心の注意を配りながら完成させた。

プロジェクト期間は4月20日(木)まで。幻の美食倶楽部に参加したい人、そしてこだわりのローストビーフを味わいたい人は、プロジェクトを応援してみては。

CAMPFIREプロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/650734

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000117893.html

(IKKI)