エクスペリサス社と広島県福山市の福山観光コンベンション協会は、夜の福山城を舞台に行う演劇「福山ナイトキャッスル~鬼日向の城~」の一般申込を、3月1日(水)18時より受付開始した。
同演劇は、福山藩初代藩主・水野勝成が福山城を築いた背景などを、同じ時代に戦国の世を駆け巡った織田信長・徳川家康とともに紐解く“没入型演劇”として注目される。
昨年築城400年を迎えた福山市のシンボル・福山城
福山城は1622年、徳川家康の従兄弟である初代藩主・水野勝成によって西国鎮衛の拠点として築かれた城郭で、昨年築城400年を迎えた。同城は、約8万坪の広大な敷地に、五層五階(地下一階)の天守と、数十の櫓を配した近世における最大規模の城郭として有名だ。
戦前には、天守閣・伏見櫓・御湯殿・筋鉄御門が国宝に指定されたが、空襲により天守など多くの文化財が焼失。その後、街の復興が進む中、1966年に市制施行50周年記念事業として、当時の市民の寄付によって天守・月見櫓・御湯殿が再建され、戦災を免れた伏見櫓・筋鉄御門・鐘櫓とともに、福山市のシンボルとなっている。
築城400年を迎えた昨年には、福山市によって大規模な改修が行われ、新たな観光スポットとして再び注目を集めている。
福山城の築城背景・水野勝成の生涯をたどる没入型演劇
この度、開始する「福山ナイトキャッスル~鬼日向の城~」は、普段入ることのできない夜の福山城天守を舞台に、演劇鑑賞を通じて福山城の築城背景や初代藩主・水野勝成の生涯をたどる“没入型演劇”。これまでにない特別な体験を得られる新感覚エンターテインメントだ。
キャストは広島を中心に活躍する「劇団 グンジョーブタイ」
キャストは2013年に旗揚げした「劇団 グンジョーブタイ」。同劇団は、広島を中心に東京・大阪などでも演劇を行うほか、TV番組や映画、ナレーション、CM出演など多くの実績を持つ。第26回劇作家協会新人戯曲賞では最終選考6作品に選ばれている。
脚本は亀尾佳宏(かめおよしひろ)氏が担当する
脚本は亀尾佳宏(かめおよしひろ)氏が担当する。同氏は、高校演劇・雲南市創作市民演劇・劇団一級河川という3つのフィールドで表現活動を行う。
2021年に制作・出演したドキュメンタリー映画「走れ!走れ走れメロス」は、下北沢映画祭で四冠を達成した他、東京ドキュメンタリー映画祭や「地方の時代」映像祭など、各映画祭で入選し話題となる。
新しい演劇・エンターテインメントの形とされる“没入型演劇”。福山城天守という歴史的な舞台で繰り広げられる特別な体験を見逃す手はないだろう。
福山ナイトキャッスル~鬼日向の城~
会場:福山城天守
所在地:広島県福山市丸之内1
日程:4月1日(土)・4月8日(土)・5月13日(土)・6月10日(土)
時間:集合18時・開演18時30分・終了20時(予定)※演劇は60分予定。終演後は出演者と記念撮影可
料金:一般6,000円(税込)
申込サイト:https://www.xperisus.com/fukuyama-night-castle
(高野晃彰)
PRTimes:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000091779.html
※先着順のため、各回上限に達し次第受付を終了する