当時、新聞を読み列車に想いを馳せた人ほど参加したくなるツアーが誕生。
産経新聞社が、産経新聞創刊90周年記念企画として「『令和阿房列車で行こう』筆者乾正人と行く、山陰本線と京都丹後鉄道を巡る旅」を3月1日(水)から3日間の日程で開催する。
産経新聞創刊90周年記念!「令和阿房列車で行こう」がツアーに
今回開催されるのは、昨年10月に、鉄道開通150周年を記念して産経新聞で連載された紀行文「令和阿房列車で行こう」から派生したツアーで、筆者の乾正人氏が同行する。
<1日目>大乗寺や山陰の名湯・湯村温泉を満喫
旅は羽田空港からスタート。そこから鳥取空港に向かい、観光タクシーで鳥取砂丘へと向かう。その後、列車の旅は山陰本線浜坂駅からスタートだ。
1日目は、余部橋梁(きょうりょう)を経由して普通列車で香住駅の近くにある大乗寺へ。ここでは江戸中期の画家・円山応挙や弟子たちが制作した障壁画などを拝観する。普段は作品の劣化を防ぐために収蔵庫に安置されているが、ツアーの日は13年ぶりに客殿に戻されているタイミング。珍しい画を目にできる貴重な機会となりそうだ。
この日に宿泊する場所は、山陰の名湯・湯村温泉。吉永小百合さん主演のテレビドラマ「夢千代日記」の舞台として知られる情緒たっぷりの温泉街だ。宿は大きな露天風呂や樹齢1200年の檜風呂などが自慢の温泉旅館「朝野家」で、夕食に豪華なすき焼き会食を楽しめる。
<2日目>山陰海岸の景観を楽しみ、長年の歴史を持つ「古まん」に宿泊
2日目は餘部駅へ。普通列車でユネスコの世界ジオパークに登録されている山陰海岸を眺めながら、城崎温泉駅へと向かう。
途中、300年以上の歴史を持つ名物「出石そば」を昼食にいただき、国史跡「竹田城跡」を見学した後は、養老元年創業で木のぬくもりが感じられる温泉旅館「古まん」へ。夜は冬の味覚の王様・カニ尽くしの料理を召し上がれ。
<3日目>天橋立を楽しみ、「丹後くろまつ号」に乗車
3日目は京都丹後鉄道で日本三景の一つ・天橋立へ向かう。ケーブルカーで山頂に昇って「股のぞき」をするもよし、松林を散策するもよし。天橋立駅からはレストラン列車「丹後くろまつ号」に乗車する。
「丹後くろまつ号」は日本海の白砂青松を象徴する「松」をテーマにした観光列車で、天然木を贅沢に使った内装が印象的。これは数々の列車デザインで知られる水戸岡鋭治氏がリニューアルを行ったものだ。
東京発着で、代金は1人25万9800円(2人1室利用時、税込)から。ゆったりと大人な電車旅を楽しみたい人におすすめだ。
「令和阿房列車で行こう」筆者乾正人と行く、山陰本線と京都丹後鉄道を巡る旅
WEBページ:https://id.sankei.jp/e/9244
(IKKI)
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