兵庫「山陰湯村温泉 湧泉の宿ゆあむ」にスタイリッシュな温泉付き客室が誕生。温泉三昧の旅をしたい人は注目

兵庫県の「山陰湯村温泉 湧泉(ゆうせん)の宿ゆあむ」では、温泉付客室3タイプ「かわみ」を2023年2月に新設するにあたり、12月14日(水)より予約を開始した。

コロナ禍でも、密を避けてプライベートに温泉が愉しめる旅館に出掛けてみよう。

日本海の海の幸が愉しめる宿

「山陰湯村温泉 湧泉の宿ゆあむ」は、兵庫県北部の山陰湯村温泉に位置し、兵庫の伝統工芸品「豊岡杞柳(きりゅう)細工」をモチーフに、“編む”というコンセプトで館内をデザインしている。

春・秋は香住(かすみ)ガニ、夏は鳥取港産天然ブランド岩牡蠣「夏輝(なつき)」や白イカ、冬は松葉ガニなど、日本海の豊富な海の幸が愉しめる。

3タイプ5室の温泉半露天風呂付客室を新設

コロナ禍では、旅行のスタイルもめまぐるしく変化し、密を避けてプライベートに温泉が愉しめる温泉付客室のニーズが高まっている。同旅館でも、既存の温泉付客室2室は満室日が多くなっていた。

そこで、2023年2月に新たに3タイプ5室の温泉半露天風呂付客室を新設する。温泉付客室は合計で2室から7室へ、また定員数は最大3名から6名となり、ファミリーや友人同士でも宿泊しやすくなった。

また、新設客室は「温泉半露天風呂付客室」とすることで、悪天候を気にせずに窓から春来川(はるきがわ)を眺めながら入浴できるようになっている。

シンプルで洗練された空間

新設客室はたたずまいを残しつつ、現代のシンプルで洗練された印象をつくり、これからの旅館のスタイルを提案。浴室からは大きな開口から春来川を望み、開放的な時間を演出している。

新設される3タイプの部屋は、スイート和モダン(87平米)、プレミアム和モダン(67平米)、そしてスタイリッシュツイン(45平米)の3つ。いずれも温泉半露天風呂付だ。

スタイリッシュツイン

スタイリッシュツイン

温泉付客室「かわみ」の由来

春来川沿いに位置する温泉付客室「かわみ」。その名称は、川(かわ)+水(みず)からきている。

同客室専用の温泉半露天風呂の窓から下に目線を移すと、春来川が流れている。同旅館の名前「ゆあむ(湯浴み+編む)」同様に、柔らかい表現とするため、ひらがなで名付けた。

食事処「おりおり」で兵庫の魅力を再発見

温泉付客室のほかに、オープンタイプの食事処「おりおり」も誕生。

山陰地方の食材が豊富に愉しめる朝食は、好評を得ているメニューを維持しつつも、一部リニューアルを予定。また、夕食時の季節替わりの創作会席についても、兵庫の魅力を再発見できるようにするため、伝統工芸とともに料理を愉しめるように思案中とのことだ。

食事処「おりおり」は、「折折(へぎおり)」*をモチーフに、エントランスのカウンターや壁、椅子などをデザイン。人の手で織り、折り重ねたようなあたたかい場所をイメージしている。

和の伝統と現代が交差する和モダンなデザインの旅館で、プライベートな滞在を愉しみたい。

山陰湯村温泉 湧泉の宿ゆあむ
所在地:兵庫県美方郡新温泉町湯1610
公式サイト:https://www.yukemuri.co.jp/
リニューアル概要詳細:https://www.yukemuri.co.jp/news/735/

(田原昌)

※夕食はプランによって食材・料理内容が異なる
* 折折とは、へぎ板(木を削らずに手で割って薄く作られる板)を折って作られる小箱