東京・銀座のgggにて画家・グラフィックデザイナー宇野亞喜良氏の企画展開催中

東京・銀座にあるギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて、「第392回企画展 宇野亞喜良 万華鏡」が開催中。

同展では大日本印刷株式会社(以下:DNP)の特殊印刷を活用した作品も見ることができる。制作した作品は、2023年1月31日(火)まで同企画展で展示するほか、gggに隣接するMMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)で購入可能だ。

特殊印刷を用いた新たな印刷表現

DNPは今回、協力会社とともに、俳句と少女をテーマにした宇野氏の作品シリーズ19点を題材として、シルクスクリーン印刷やホログラム、レンズフィルムなどの特殊印刷を応用して、新たな印刷表現に挑戦した。完成した作品は、gggの1階会場で展示されている。

また、展示作品と同じものを、数量限定で宇野氏の直筆サインとシリアルナンバーを入れて、gggに隣接するMMMにて販売している。

2023年3月からは、東京・市谷にあるDNPが運用する文化施設「市谷の杜 本と活字館」にて、今回gggで展示している特殊印刷作品について、制作過程も含めて紹介する企画展を開催する予定だ。

挿絵画家・グラフィックデザイナーの宇野亞喜良氏

1934年名古屋市生まれ。名古屋市立工芸高校図案科卒業。カルピス食品工業、日本デザインセンター、スタジオ・イルフィルを経てフリーに転身。

数々の受賞歴があり、日宣美特選、日宣美会員賞、講談社出版文化賞さしえ賞、サンリオ美術賞、赤い鳥挿絵賞、日本絵本賞、全広連日本宣伝賞山名賞、読売演劇大賞選考委員特別賞等を受賞。1999年に紫綬褒章、2010年には旭日小綬章を受章している。

主な作品に、『宇野亜喜良60年代ポスター集』、『奥の横道』、『MONOAQUIRAX+』、『宇野亞喜良クロニクル』、『宇野亞喜良ファンタジー挿絵の世界』などがある。

絵本に、『あのこ』(今江祥智・文)、『白猫亭』、『上海異人娼館』(寺山修司・原作)、『おおきなひとみ』(谷川俊太郎・詩)、『X字架』、『恋人たち』(穂村弘・文)など。刈谷市美術館、Bunkamuraギャラリー他、個展多数。キュレーターや舞台美術も手がける。

作品の印象を大きく変える、新たな特殊印刷による表現は一見の価値がありそうだ。

第392回企画展 宇野亞喜良 万華鏡
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
所在地:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1F
開館時間:11:00~19:00 入場無料
休館:日曜・祝日、2022年12月28日(水)~2023年1月5日(木)
ggg公式サイト:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/

(hachi)

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