「広島生まれのアルコールで広島を盛り上げる」という想いが詰まったボトルに注目。
広島のクラフト酒メーカー5社によるプロジェクト「HIROSHIMA BARREL RELAY PROJECT(ヒロシマバレル リレープロジェクト)」がスタート。第1弾としてクラフトビールの「隣期桜変(りんきおうへん)~バレルエイジドインペリアルスタウト~」を8月18日(木)に販売開始する。
ロースト麦芽の香ばしさと甘みと、樽熟成による複雑な香味がおりなす濃厚な味わいを試してみては。
広島で新商品を生む、HIROSHIMA BARREL RELAY PROJECT
同プロジェクトは、酒のジャンルを超えて広島のメーカー同士が連携・企画した初の試み。“広島生まれのアルコール”の新商品を生み出すことで、広島の酒類業界の活性化を狙う。
参加メーカーは、ウイスキー、スピリッツメーカーの「SAKURAO BREWERY & DISTILLERY(サクラオブルワリーアンドディスティラリー)」(廿日市市)、日本酒メーカーの“純米酒のパイオニア”「賀茂泉酒造」(東広島市)と老舗の日本酒造「藤井酒造」(竹原市)。
ワインメーカーは、昨年オープンしたワイナリー「Vinoble Vineyard(ヴィノーブルヴィンヤード)」(三次市)、ビールメーカーは醸造場「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマネイバリーブリューイング)」(広島市)と、バラエティに富んでいる。
濃厚で奥深い味わいの第1弾商品「隣期桜変」
今回登場する「隣期桜変」は、「メーカーをまたいで樽を移り、期を熟してビールを変化させる」という意味で名付けられた。ビールを木樽で熟成させる「バレルエイジ」という手法で造ったクラフトビールだ。
「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」で昨年の夏に仕込んだというこのビール。スタイルはインペリアルスタウトで、ロースト麦芽にカラメル麦芽を加え、香ばしく甘みもあるベースに、バランスよくホップで苦みも付けている。
さらに仕込みの後に、「SAKURAO BREWERY & DISTILLERY」の3年熟成の桜尾シングルモルトウイスキーの樽に充填。そこから約10カ月熟成させたビールだ。
程よい苦味とロースト麦芽の香ばしさ、バニラのような甘い香りに、ウイスキー樽の香りと原酒由来のフレーバーが絡み合う濃厚で奥深い味わいは熟成の効果だろう。
食後酒としてちびちびウイスキーのように味わったり、デザートとペアリングするのもよさそうだ。
隣期桜変 商品ページ:https://hiroshima.beer/products/barrel2022
(すずき あゆみ)