コールマンの定番ワンマントルランタンに新色「コールマンレッド」登場

長く使い続けたい定番の灯り。コールマンは、2010年にロングライフデザイン賞を受賞しているガソリン式ランタン「ワンマントルランタン」をリニューアルし、新色を追加して2月より順次発売する。

代々受け継いでいきたい「ワンマントルランタン」

ガソリン式ランタンは、LEDランタンにはない優しく温かみのある明かりが特徴。点灯までのひと手間を含め、愛情を込めて道具を育む楽しさを感じられると多くのキャンパーが支持している。

『ある日、釣りをしていた男のロッドに、コールマンのランタンがかかった。錆が浮き、コケまで生えたそのランタンに興味を持った男は、本体を洗浄し、マントルを取り付け、燃料を入れマッチを近づけると、何事も無かったかのようにランタンは火を灯した』

こんな逸話が残されているコールマンのランタンは、適切なメンテナンスをしながら代々受け継いでいきたいアイテムだ。

日本で発売を開始した1980年代からほとんどモデルチェンジをすることなく発売を続けてきた「286Aワンマントルランタン」が今回リニューアルし、新色「コールマンレッド」を追加する。

基本構造は発売当初から変わることなく、メタルポンプキャップ、火力コントロールノブ、デカールの変更により、今まで以上にクラシックなデザインに仕上げ、130W相当の明るさでテントサイトを照らす。

あざやかな「コールマンレッド」の開発秘話

発売当初からグリーンのみで製造していた「286Aワンマントルランタン」だが、286A以前のモデルにはコールマンを象徴する「コールマンレッド」を使用し、とても人気があった。

しかし「286Aワンマントルランタン」を製造する少し前から、ホーロー製ベンチレーターを赤に塗装するための塗装液が世界的に使用禁止になり、グリーンへシフトしていった。

あざやかなレッドの再現はとても困難だったが、その後の技術の進化で当時に近い色を再現することが可能になる。

2021年に、創立120周年記念モデルを「コールマンレッド」で再現したことで、「286Aワンマントルランタン」にもレッドを採用することができた。

大切に使い続けられるようにアフターサービスにも注力

変わらない良さを誇るコールマン製品の中にも、実は変わっている部分もあるのだ。

コールマンは熟練スタッフによる修理にも力を注いでいる。また、ユーザーが自ら直せるように、メンテナンス方法をWEBサイトで紹介し、イベントや取引先店舗で実施する講習会でも修理スタッフが直接アドバイスを行っている。

世界中のキャンパーに愛され続ける定番の灯りは、愛情込めてメンテナンスしながら、長く使い続けていきたい。

コールマン公式オンラインショップ:https://ec.coleman.co.jp/item/2164001.html

(冨田格)