「江戸」から「東京」への変遷をたどるTOKYO時間旅行『東京のトリセツ2』発売

地図で探検する東京の時間旅行。「懐かしき東京」を見てみよう。

昭文社は、日本47都道府県の地形や地質、交通、文化等を地図で読み解く「トリセツシリーズ」続編となる第1弾『東京のトリセツ2』を1月27日に発売する。

パワーアップした「東京のトリセツ」

昨年2月に発売した、トリセツシリーズでもっとも分厚い『東京のトリセツ』から、収録内容もデザインも全て一新し、一段とパワーアップした本書。

国内随一の巨大都市のアレコレから「懐かしさ」に着目し、江戸・明治・大正・昭和の時間を飛び越えて、知っているようで知らなかった“懐かしき東京”に関する興味深い話題、面白ネタを50近く集めている。ほぼ全ページに古地図や当時の写真を配置し、ビジュアルかつ読み応えのある1冊に仕上がっている。

古地図と古写真で深掘り!東京の知られざる地形、鉄道・交通網と歴史

「トリセツシリーズ」でもおなじみの地形編、鉄道・交通網編と歴史編、といったカテゴリー構成は今回も採用。

「標高たったの26m 家康ゆかりの愛宕山」(地形編)、「荒川放水路建設でねじ曲げられた東武線」、「道として使われた川 江戸時代の舟運」(鉄道・交通網編)、「<軍都>と呼ばれた赤羽」(歴史編)等。「知っている場所の知られざるもう一つの顔」を念頭に置いてセレクトしたネタで、「江戸」から「東京」への変遷をたどるTOKYO時間旅行へと案内してくれる。

「建造物・名建築を巡る」編と「ゆかりの人物が愛した東京の街」編を新設

本書のために新たに設けた「建造物・名建築を巡る」編と「ゆかりの人物が愛した東京の街」編。

「築地本願寺は海の上に建てられた」「90年で引越し90回以上!葛飾北斎とすみだ」「飛鳥山に居を構えた渋沢栄一」等々、時間を飛び越えて、普段の見慣れた風景を懐かしき「モノ」と「ヒト」の視点でまとめた。

47都道府県のトリセツが揃う「トリセツシリーズ」

「トリセツシリーズ」は、2019年9月に『神奈川のトリセツ』からスタートし、2022年1月『高知のトリセツ』の発売をもって、47都道府県のトリセツの刊行をコンプリートした。各都道府県を1冊丸ごと取り上げ、地図を読み解きながら、地形や地質、歴史、文化、産業など、その魅力を紹介している。

東京という街の魅力と面白さを再認識できるような1冊だ。

東京のトリセツ2
体裁・頁数:B5変型判、本体176頁
発売日:1月27日
発売:全国の主要書店で販売・一部コンビニエンスストアで販売
定価:1,980円(税込)

(田原昌)