創業141年、浅草の老舗すき焼き店「ちんや」が3月18日に移転再オープン

創業141年を誇る老舗すき焼き店「ちんや」が、創業の地である浅草から花川戸へ移転。3月18日(金)再オープンすることが決定した。

■老舗すき焼き「ちんや」が移転再オープン
「ちんや」は、1880年(明治13年)に、東京・浅草の地に料理屋として創業。1903年(明治36年)すき焼きの専門店となり、そのブランドを現在まで守り続けてきた。

その料理へのこだわり、味、クオリティから地元にとどまらず、国内外のユーザーに愛され、日本を代表するすき焼き店としてその名を馳せてきたが、店舗の老朽化、新型コロナウィルス感染症などの昨今の情勢などの影響から、2021年8月を以て閉店した。

■新店舗は隅田川を望む江戸通り沿いにオープン
国内外にレストランを展開するWDI社は、「ちんや」という歴史あるブランド、そして今まで繋いできた伝統を絶やさず、永続的に発展させていくべきだという想いから、「ちんや」の暖簾を承継。

3月18日(金)、創業の地である東京・浅草の、旧店舗から少し離れた隅田川を望む江戸通り沿いへ移転して再オープンする。

オープン日は、浅草寺ご本尊の観音が推古天皇36年に姿をあらわした(示現)ことを祝い、毎年3月18日に行なわれる「浅草寺本尊示現会」の日にちなみ決定した。新店舗では、旧店主である住吉史彦氏、およびスタッフの協力を得ながらその伝統、こだわり、味を崩すことなく受け継ぎ、場所を新たに未来、そして世界へと発信していくとのこと。

緊急事態宣言中に「ちんや」閉店のニュースを聞き、再訪叶わず残念に思っていた「ちんや」ファンはもちろん、浅草老舗すき焼きの味を経験したことのない人にも嬉しいニュースだ。

なお、予約受付はオフィシャルサイトで2月21日(火)より受付開始する。隅田川沿いの桜が綻び始める季節の再オープンを、楽しみに待ちたい。

ちんや
所在地:東京都台東区花川戸2-16-1
オフィシャルサイト:https://chinya.co.jp/

(冨田格)