濱口竜介、湯浅政明、林海象、佐藤零郎監督がミニシアターの魅力を語る!

街の魅力をミニシアターから発信。横浜シネマネットワークは12月19日(日)、20日(月)、26日(日)に、横浜と大阪、京都、神戸のミニシアターとの地域交流上映会を開催する。

『月夜釜合戦』12月19日(日)14:40~@横浜シネマ・ジャック&ベティ

■それぞれの街の魅力の発信を目指す

全国にある特色豊かなミニシアター。それぞれの街の文化を活かしながら、地域に根差した運営をしている。今回のイベントでは、映画・映画館を通じた交流上映会を行うことで、それぞれの街の魅力の発信を目指す。

最初の交流は、今年1月と3月に広島県のシネマ尾道とシネマ・ジャック&ベティにて実現。

2回目となる今回は、関西のミニシアターシーンを盛り上げているシネ・ヌーヴォ(大阪)、京都みなみ会館、元町映画館(神戸)と、12月21日に開館30周年を迎えるシネマ・ジャック&ベティ(横浜)がそれぞれの劇場にゆかりの深い作品とともに相互訪問し、上映と支配人&作品ゲストを交えてのトークショーを行う。

『ハッピーアワー』12月20日(月)13:00~@横浜シネマ・ジャック&ベティ

■支配人がセレクトした作品とともにトーク

シネ・ヌーヴォ(大阪)の山崎紀子支配人のセレクトは、2010年に支配人が同席した上映会から生まれた「月夜釜合戦」。再開発の波が押し寄せる街を舞台にした同作を題材に大阪の人情について佐藤零郎監督、主演の川瀬陽太氏と語る。

京都みなみ会館の吉田由利香館長は、森見登美彦×上田誠×湯浅政明のコラボ作品『夜は短し歩けよ乙女』をセレクトした。同じく京都を舞台にした「四畳半神話大系」も手掛けた湯浅政明監督とともに、観光地ではない素顔の京都の魅力についてトーク。

『夜は短し歩けよ乙女』12月19日(日)17:45~@横浜シネマ・ジャック&ベティ

元町映画館(神戸)、林未来支配人は、『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ映画祭4冠を獲得した濱口竜介監督が神戸で制作した『ハッピーアワー』をセレクト。『ドライブ・マイ・カー』の主人公と同様に招聘作家として訪問した神戸でワークショップを重ねて制作された同作に、街がどのような影響を与えたのかを明らかにする。

シネマ・ジャック&ベティ(横浜)の梶原俊幸支配人のセレクトは、黄金町の映画館に事務所を構えた私立探偵濱マイクが活躍する『我が人生最悪の時』。林海象監督、横浜シネマリンの八幡温子支配人、横浜シネマネットワーク実行委員長の福島成人氏と映画の街ヨコハマの魅力を語る。

『我が人生最悪の時』12月26日(日)12:40~@大阪 シネヌーヴォ

また19日には、シネ・ヌーヴォ 山崎支配人、京都みなみ会館 吉田館長、元町映画館 林支配人によるクロストークを実施。劇場運営の悲喜こもごものエピソードや、関西のミニシアターを盛り上げるための取り組みについて話す。

気になる作品があれば、ここでしか聞けないトークとともに楽しんでみては。

【チケット料金】
一般1,500円、学生・シニア1,100円、会員1,000円
「ハッピーアワー」のみ一律3,600円、会員3,000円
※シネマ・ジャック&ベティ開催分はオンライン・窓口共に3日前から、シネ・ヌーヴォ開催分はオンライン・窓口共に1週間前から発売

横浜 シネマ・ジャック&ベティ
https://www.jackandbetty.net/

大阪 シネ・ヌーヴォ
http://cinenouveau.com/

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