立川の新名所・情報発信センター優先交渉権者が市内の「けやき出版」に決定

街のイメージがどんどん変化している、中央線沿線の注目の街・立川。

■立川駅南口に誕生する情報発信センター

令和4年度、JR立川駅南口に新たに開設する合同施設内に、立川市が設置する「立川市コトリンク情報発信センター」の運営事業者として立川市の「けやき出版」が公募型プロポーザル方式により優先交渉権者に決定した。

「立川市コトリンク情報発信センター」は、地域の情報や行政情報を統合的に発信する「まちの情報プラットフォーム」。

「けやき出版」は自社メディアである、多摩エリアの情報誌『BALL.(ボール)』およびWEBメディア『BALL. WEB MAGAZINE』を中心とした地域総合情報の発信を行っていく。

「BALL.(ボール)」という名称は「たま=多摩」から付けたそうだ。

最新号の情報誌「BALL.」VOL.4は12月20日(月)発売

 「CotoLink(コトリンク)」

CotoLinkという名称は一般の公募の中から選定された。

「(コ)→子ども」から「(ト)→おとな、お年寄り」まで、さまざまな年代の人が、「リンク→つながる」施設。

いろいろな出来事(コト)がつながって、にぎわいの和が広がっていくイメージ。

「コト」は、「出来事」や「得られる体験」を表し、「Link」は、つながりや輪を表している。「コト+リンク」は、幅広い年代が、「つながる」「体験・思い出ができる」「回遊性がある」というコンセプトから名付けられた。

■「コトリンク」に導入する3つの機能

コトを生み出す交流拠点「BALL. HUB」

コト(出来事・仕事)を生み出す人たちが交流するワークスペースに集うメンバーが中心となってさまざまな企画イベントや相談サービスを提供し、にぎわいを創出する。壁には本棚を設置し、多摩地域に関連する書籍を配架。

多摩地域を伝えるショーケース「BALL. DEPARTMENT」

ガラス張りの施設を活かし、多摩地域のローカルブランド(地場産品・グッズ)などのショーケースを設置。ECサイトと連動し、ローカルブランドを発信する。

20代〜30代に向けた「まち活」応援サイト「BALL.2030(仮)」

20代〜30代をターゲットにした観光情報や移住情報、求人情報などの地域情報の発信。立川市を中心とした多摩エリアの情報を各自治体や地域団体、大学と連携して市民参加型の情報発信サイトを運営する。

館外の歩行者から最も目立つ開放感のある場所に、動画収録・配信用のスタジオを設置。

多摩エリアの情報に詳しい編集スタッフが常駐し、チラシやパンフレットによる情報発信に留まらない生の地域情報を「聞く、調べる、見る」ことができる。またイベントの企画やコンテンツの制作に必要な人材募集を行い、立川市や多摩地域における新しい仕事の創出にも資する予定だとのこと。

北口の再開発が目覚ましい立川駅だが、南口側も大きく変わっていきそうで、これからがさらに注目される街になりそうだ。

BALL. HUB:https://ball-hub.tokyo/
BALL. DEPARTMENT:https://www.ball-dept.tokyo/
BALL. WEB MAGAZINE:https://www.baaall.tokyo/

(冨田格)