短時間充電で長時間使える家庭用蓄電池「2021年の発明ベスト100」選出

災害と背中合わせに暮らさざるを得ないならば、停電への備えは整えておきたい。

■TIME誌「2021年の発明ベスト100」に選出

最先端のポータブル電源やクリーンな電力技術を開発するテクノロジー企業、「EcoFlow Technology Japan(エコフローテクノロジージャパン)」が発表したポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」が、権威あるメディアTIME誌が選ぶ「2021年の発明ベスト100(THE BEST INVENTIONS OF 2021)」に選出された。

年末恒例であるTIME誌の同企画は、世界をより良く、よりスマートに、そして少しでも楽しくする発明を表彰するもので、「EcoFlow DELTA Pro」はSustainability部門での選出となった。

「EcoFlow Technology」社は2017年に設立したポータブル電源の最先端を駆けるスタートアップ企業。安全性と利便性に焦点を当て、人々の生活をより良いものにするためのクリーンな電力技術を開発する事を目的としている。

次世代のポータブル電源は、趣味から産業、災害時と幅広いエネルギー供給環境を改善し、人々の活動に不可欠な電力エネルギーを提供することで、新たな生活環境や業務活動の機会を生み出す。

電源開発事業部のトップや化学材料メーカー経営者を含む元DJI社員3人、元米経済開発センター投資マネージャー1名の4人が、「クリーンな電力」へ「誰でも簡単にアクセス出来るような社会」を実現する事を使命とした会社として設立。

現在は同じ志を持つ従業員500名と共に、「スマートで強力な製品」を設計するため日々研究開発に励んでいる。

■ポータブル性を兼ね備えた家庭用蓄電池

今年7月に応援購入サイトMakuakeで発表した「EcoFlow DELTA Pro」は、ポータブル性を兼ね備えた家庭用蓄電池。

停電時に必要な家庭の電力約6日分を確保することができるとともに、日々の電力消費をより賢くモニタリング・管理可能な設計となっている。

約2ヶ月弱のプロジェクト期間中に、3.7億円以上の資金を集め、Makuake歴代応援購入ランキングで第3位にランクインした。

「EcoFlow Technology」の研究開発ディレクター トーマス・チャン氏は、今回の結果について次のようにコメントした。

EcoFlow DELTA Proが、世界の素晴らしい画期的な発明と並んで、TIME誌から評価されたことを、大変光栄に思います。DELTA Proは、発電、蓄電、そして電力の利用を1つのエコシステムで完結させ、従来の発電所から供給される電力に代わる、持続可能な新たな道を切り開く革新的な商品です。

「EcoFlow DELTA Pro」は公式サイトで先行予約受付中、一般発売は2022年春期を予定している。

地震、台風、洪水、土砂崩れなど、常に自然災害の可能性がある日本に暮らしている以上、いざという時の備えは重要。充電時間が短い上に、桁外れに長時間利用できる家庭用蓄電池「EcoFlow DELTA Pro」には注目が集まりそうだ。

詳細:https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station
公式サイト:https://jp.ecoflow.com/

(冨田格)