新大久保で三陸海岸の味を堪能「ほやウィーク2021」開幕

独特の味わいを体験すると、ハマってしまう海産物。

■5味の味わいを堪能「ほやウィーク2021」

新大久保駅に隣接する施設「Kimchi, Durian, Cardamom,,,(キムチ、ドリアン、カルダモン、、、)」で、東北と韓国を中心に愛される「ほや」を主役にした食堂・物販・クッキングライブを組み合わせたイベント「ほやウィーク2021」が、8月24日(火)より開催。

甘味・塩味・苦味・酸味・旨味という5味の味わいを持ち、独特な形で目を惹く食材の「ほや」。三陸地方を中心に多く水揚げされ、産地では昔から愛され刺身や酢の物として食べられてきた。磯の香りが強く、特有の旨みや苦味などをもつ複雑性のある味わいには、熱烈なファンがいることでも知られている。

ほやの美味さには鮮度が重要なポイント。水揚げ後に時間が経つごとに広がってしまう臭いがその原因だが、近年では処理方法や冷凍技術の発達にもより課題をクリアし、関東近郊でもほやを取り扱う飲食店や小売店が年々増えてきている。

東日本大震災以前、東北産ほやの半数以上は韓国へ輸出されていた。現地では昔から伝統的に刺身やビビンバの具材としてほやを食す文化があり、日本同様に親しまれてきた食材の一つ。

ホヤビビンバ

日本でも韓国でも愛されるほや、ほやで繋がった縁からコリアンタウンとして有名な新大久保を舞台に、イベント「ほやウィーク2021」を旬の名残を迎えるこの時期に開催することになった。

■「ほやウィーク2021」のイベント内容

ほや食堂 魚谷屋

3Fのシェアダイニングで「ほや食堂 魚谷屋」を限定オープン。運営するのは海鮮好きのファンに愛されながらも、今年3月に閉店した「宮城漁師酒場 魚谷屋」。提供メニューは「一日20食限定『魚谷屋特製ほや御膳』」「ほや好きのための生ほや丼 4種の味」「ほやのお刺身」「チョイほやプレート」等を予定。

魚谷 浩氏 「宮城漁師酒場 魚谷屋」創業者

ほや御膳

生ほや丼

ほやショップ

ほや加工品やグッズなど、ほや関連商品を多数取り揃える。東北新幹線でおなじみのほや酔明やホヤ缶など販売予定。直接来られない人向けのオンライン販売もあり。

ほや酔明

8月25日(水)には、日頃から東北食材を使用している和洋のシェフを招き、ほやを使ったレシピをクッキングライブで披露する「ほやの鉄人」を開催。この模様は生配信も行う。

渥美 貴幸氏 「ほやの鉄人」出演のほや漁師

旅行にも行きづらいコロナ禍の今、都内で東北旅行気分を味わえるのは嬉しい限り。

ほやウィーク2021

開催期間:8月24日(火)〜29日(日)
開催会場:新大久保フードラボ「Kimchi, Durian, Cardamom,,,(キムチ、ドリアン、カルダモン、、、)」
共催:一般社団法人東の食の会/ほやラブ実行委員会
会場URL:https://kdc-foodlab.com/
ほやショップ・オンライン販売:https://hoya-hoya.stores.jp/

(冨田格)