丹波で間伐と防災を掛け合わせた、二拠点生活の新しい形「KOBOhut」

コロナ禍により注目が集まる二拠点生活。

神防社は、アウトドアで里山を守る新しい防災「KOBOhut」の予約受付を開始した。

■間伐と防災を掛け合わせて誕生した、二拠点生活の新たな形

今回発売するのは、丹波の自然あふれる土地に建てられた、10㎡程の小さなコテージとデッキスペース。現代の災害・コロナリスクを軽減するために、間伐と防災を掛け合わせ生まれた、二拠点生活の新たな形だ。

間伐は一度行えばいいというものではない。適切に管理しようと思うと、10年~15年のサイクルで間伐が必要だ。だからこそKOBOhutは、循環型ロッジとして12年後にまた新しいロッジとして建て替えを行うことで、さらなる間伐活動を応援することができる。

(ダブルタイプ:シングルタイプ標準仕様1棟(右)、居室スペースが広いロッジ1棟(左))

また、いつか起こるかもしれない大地震、都市部で猛威を振るう新型コロナ感染症などの避難先としてもKOBOhutの活用が可能。事業や生活を持続するためにも、他拠点に基盤をおくことで、いざという時の災害リスク分散にもつながる。

さらに、これまで使われなかった土地を使うことは、その地域での新たな営みができるということ。年に数度の草刈りを地域の人に頼む仕事が生まれるだけでなく、地域の祭りや行事に住民として参加することもできる。里山を守り、新たな住人として地域とつながる新しい交流人口だ。

■負の財産となっている山の価値と機能を取り戻す

手入れされず負の財産となっている山の価値と機能を取り戻すため、森林整備を実施し、その収益を山主に還元する「森のわ」、神戸で消防・防災関係の事業を営む「神防社」、両社の想いが一致し、本事業がスタート。

里山を守るための間伐は、補助金無しでは成り立たない。そして地主は山を持っているだけで、固定資産税を払う負担のみ。実は次の間伐に入るまでの期間は、山からの収益がないという。

KOBOhutのプロジェクトは、そのような地主にしっかりと家賃を払い、地域の人に山への関心を持ち続けてもらうためのものでもある。

神戸市北区にあるショールームは、KOBOhutのHPより見学予約が可能。

SDGsの実現に役立ち、地震や感染症などの都市部リスクも軽減。新たな防災プロジェクトに注目したい。

発売開始日:9月末
価格:12年間契約(税抜)
シングルタイプ:580万円 ※予定金額
ダブルタイプ:1,100万円 ※予定金額

URL:https://kobohut.com

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