新しい生活様式も見据えた「SARTORIO」の新作秋冬コレクション

「大人の勝負服」は上品でラグジュアリーなものを選びたいところ。今回、STRASBURGO(ストラスブルゴ)で2021年秋冬シーズンの主力に据えるブランド、「SARTORIO(サルトリオ)」の新作コレクションを発表した。

■新たな3つのモデルが加わった2021年秋冬コレクション

今シーズンのコレクションは3つの新たなモデルが加わるなど、過去最も充実したコレクションをラインアップ。

素材はベーシックなウールを中心に、カシミヤやコットン、ストレッチ素材が混紡したジャージーやネップ混でヴィンテージライクな生地感のヘリンボーンなどを展開する。

また、ストラスブルゴとの協業で「サルトリオ ニュープロジェクト」として新たに誕生したモデルは、これまでのサルトリオのイメージとは大きく異なるモデルになっている。

一般的に高級とされるスーツやジャケットはフルキャンバス仕立てが主流であり、これまでのサルトリオも例外なく同様の仕立てを採用してきた。

しかし、2019年秋冬で発表したモデル「LM」で初めて裏地なしのハーフキャンバスを採用。そして、この2021年秋冬、その「LM」よりもさらに軽量化したモデル「KJ」が登場する。

■新しい生活様式も見据えたコレクションに

自社工場で開発する高品質で軽量な生地を使い、さらに、時代のニーズに合わせ、これまで以上に楽に着用できるパターンや製法で生み出したジャケットやイージーセットアップ、さらにパンツはウエスト部分をシャーリング仕様にするなど、新しい生活様式も見据えたコレクションとなっている。

また、このニュープロジェクトの開発にあたり、生産工程の見直しや体制を再構築するなどの大幅な改革を行い、もともと持つ高い技術力によるクオリティーはそのままに、これまでよりも価格を抑えることにも成功している。

今後、ストラスブルゴにおいて主軸となっていくブランドの魅力が、その佇まいから存分に表現されたコレクションだ。

(IKKI)