初夏の箱根仙石原への旅 、分子ガストロノミーとワインのマリアージュを堪能

箱根の魅力は、温泉と景色だけではない。

■「和乃オーベルジュ」で分子ガストロノミーに出会う

箱根仙石原温泉「きたの風茶寮」は、全10室の露天風呂付客室がある「和乃オーベルジュ」。

オーベルジュとは、郊外にある宿泊設備を備えたレストランのこと。つまりユーザーにとっては、オーベルジュならではの食事を楽しむことが、訪れる目的の中での比重が大きくなるということ。「きたの風茶寮」は「和乃オーベルジュ」を基本に、四季に合わせた献立で来訪するユーザーを迎えている。

現在の献立の中から、一品をピックアップして紹介しよう。

それが「突き」の「静岡産トマトの再構築」だ。聞き馴染みのない献立名だが、「静岡産トマトの再構築」では分子ガストロノミーに挑戦している。

分子ガストロノミーとはフランス語で美食を意味する言葉で、最近では料理を自由に表現するという意味で広まってきている。

分子ガストロノミー「静岡産トマトの再構築」と一緒に勧めているのは、田崎真也オフィス所属のソムリエ進一博氏と総料理長鈴木孝太朗氏が厳選した「料理&ワインのマリアージュ ワインペアリング」だ。

これはそれぞれの料理に合ったワインを厳選し、料理とワイン、お互いを引き立てあい、その味や風味をより楽しみめるようにペアリングを提案するものだ。

時間を気にせずに心ゆくまでゆったりと料理を楽しむ一泊二日の箱根滞在、そんな旅もいいものだ。

初夏膳ワインペアリングプラン:6月30日迄

箱根 仙石原温泉 きたの風茶寮

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原934-29
公式ホームページ:https://www.kitanokaze-saryou.com/

(冨田格)