「DS7クロスバック E-TENSE 4×4」は、1.6Lの直噴ターボ+8速AT+前後モーター+13.2kWhのリチウムイオンバッテリーから成るプラグインハイブリッドシステムを搭載。システムトータル出力で300ps/520Nmを発生し、最大56kmのゼロエミッション走行も実現する。
また、車両重量は純ガソリン仕様よりも370kgも重い1,940kgとなるものの、0-100km/h加速は純ガソリン車の8.2秒に対して5.9秒と2.3秒も速い。これは低速トルクを補う前後モーターや路面を鷲掴みする4WDシステムの効果によるものだ。
フロントモーターは8速ATに、リアモーターはマルチリンクサスペンションのサブフレームにそれぞれ内蔵して、スペース効率を最大化。リチウムイオンバッテリーは後席下に搭載され、純ガソリン仕様と同等の居住空間やユーティリティ、前後重量配分の最適化が図られている。
ドライブモードは5種類。デフォルトの「エレクトリック」モードをはじめ、エネルギー効率の最大化を図る「ハイブリッド」、DSアクティブスキャン・サスペンションによるフラットな乗り味を堪能できる「コンフォート」、エンジン主体で駆動する「スポーツ」、前後モーターを独立制御してトラクションを最大化する「4WD」が用意される。
エネルギー回生システムは、シフトレバーの操作で「D」モードと「B」モードを随時選択可能。コンセントタイプとウォールボックスに対応する充電は、3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間で完了する。
内外装では、ハイライト部分がシャンパンゴールドに輝くE-TENSE専用ボディカラー「クリスタルパール」が選べるほか、E-TENSEの繊細なエンブレム、オフホワイトのレザーをあしらったRIVOLIインスピレーション、パノラミックルーフなどが奢られる。「Grand Chic」のみのモノグレード展開となり、価格は732万円。
(zlatan)
画像元:Groupe PSA Japan
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