いつか訪れてほしい「グレートバリアリーフ」のリーフスポット「 トップ10」

ダイビングのライセンスを持つ人はもちろん、これから取得したいと思っている人にも絶大の人気を誇るグレートバリアリーフ。

クイーンズランド州政府観光局の日本事務所は「海洋生物学者のジョニー・ガスケルが選ぶグレートバリアリーフのいつか訪れてほしいリーフスポット トップ10」について発表した。

順位とともにガスケル氏のコメントを掲載しよう。

■1位 クリスタル・ブルーホール、ヤプーン

「ブルーホール」とは海底に開いた陥没穴で、このような形状は海水面が現在よりも100~120メートル低かった氷河期に形成されたと考えられている。直径120m、深さ40mのホールの周りは健康なサンゴでびっしりと覆われており、中心のホールに向かって傾斜している。そのため底を覗き見ることはできなかった。

■2位 エリザベスリーフ、ウィットサンデー諸島

ここの海水は澄み切っていて、リーフの周りには何千匹もの魚が泳ぎまわっている。特にリーフの端に非常に被覆率の高いサンゴがある。一部は被覆率が最大100%と傑出しており、私のお気に入りのダイビングスポットの1つだ。

■3位 シークレットリーフ、ウィットサンデー諸島

壮大なラグーンの集合体で、多種多様なサンゴ礁と魚類が生息している。とても繊細だが、信じられないほど素晴らしいエコシステムで、ウィットサンデー諸島にある人気の各ダイビングスポットから、さほど離れていない。

■4位 ブリッグスリーフ、ケアンズ

ケアンズ沖フィッツロイ島付近にあるムーアリーフとサドベリーリーフの間に佇む、小さなリーフ。他のリーフ地帯に比べて非常に被覆率の高いハードコーラルを有しており、ケアンズから至近なため、あらゆるレベルのダイバーに最適なスポット。

■5位 タイガーリーフ、ボーウェン

2017年に熱帯低気圧が通った進路に近いため、保護された側にまだサンゴ被覆が残っているか確かめることに大きな関心があった。リーフが素晴らしい状態にあり、熱帯低気圧による被害をほとんど受けていなかったことを確認し、安心した。

■6位 フィッツロイリーフ、グレートケッペル島

大きく深いラグーンを囲むようにリーフが形成されており、ダイバーやスノーケラーに人気なスポットだ。見どころは、水路がラグーンにつながるところの近くにあるサンゴの坂。ぎっしりと詰まった多様なハードコーラルで完全に覆われ、様々な魚種が生息している。

■7位 名前のないリーフ、ヤプーン

スウェインリーフス国立公園内にある小さなリーフが集まった大きなサンゴ礁群で、そのほとんどに名前がついていない。泳いで通り抜けられる壮大な空間があり、また、洞窟がある地形になっている。

​■8位 カンガルーリーフ、ボーウェン

リーフ中央の水路を流れる海流が速く、海面温度が上手く混ざり合って夏に低温に保たれる上に、食料となるプランクトンとサンゴの成長に最適なエリア。

■9位 リトルバロンリーフ、ヤプーン

スウェインリーフス国立公園内にある、1,000以上の独立したサンゴ礁の1つ。近隣リーフは安全で穏やかな繁殖地となっているため、冬に海中でザトウクジラを見ることができる。

■10位 サドベリーリーフ、ケアンズ

このリーフの大部分がソフトサンゴで、無数のブダイとボラが泳いでいる。通常はもっと深いダイビングスポットでしか見られないような生物を見ることができる。

グレートバリアリーフを守るためにできることを、クイーンズランド州政府観光局公式ホームページより情報発信中。

https://www.queensland.com/jp/ja/info/great_barrier_reef_messaging.html

自由に海外旅行に出かけられるようになったら、美しい海に潜ってみたい。

(MOCA.O)