限定33台の「4Cスパイダー」が、アルファロメオの伝説と未来をつなぐ

1967年のF1イタリアGPの前夜祭で初披露されたという「33 ストラダーレ」は、デイトナ24時間でクラス優勝した「ティーポ33」をベースに開発された、レーシーかつエキゾチックなミッドシップ・スポーツカー。

一度見たら忘れられない丸目の4灯ヘッドライト、妖艶にして流麗なスタイリング、色気とスピード感のある佇まいは、いつの時代でもウットリするほど美しい。

4Cスパイダーの最終生産モデルとなる「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリビュート」は、その伝統を受け継ぎつつ、2021年にデビューする新型クロスオーバーSUV「トナーレPHEV」をはじめとする次世代アルファロメオにバトンを渡す役割を担っている。

ボディカラーは3層コートが施された専用の「ロッソ・ヴィラデステ」をまとい、足元はグレー/ゴールドの5穴アルミホイールがゴージャスに引き締める。また、カーボンファイバー製のモノコックボディは、4Cスパイダーとして初めて、クリアレッド仕上げとされている。

装備類もレーシーかつ豪華で、アクラポヴィッチ製エキゾーストシステムやレースチューンド・サスペンション、カーボンファイバー製ハロ、リアウィング、イタリアンフラッグ・ミラーキャップ、「Centro Stile Alfa Romeo」エンブレムなどを採用する。

コックピットでは、ブラックスエード/タバコレザーを組み合わせたスポーツシートを装備するほか、ダッシュボード/サイドシル/センターコンソールに専用プレートが奢られる。

パワートレーンは、ミッドに搭載するオールアルミ製の1,750cc直噴ターボエンジン(最高出力240ps/最大トルク350Nm)に、6速ツインクラッチのアルファTCTを組み合わせる。0-60mph(約96km/h)加速は4.1秒、最高速度は160mph(約257km/h)をマークするという。北米市場における価格は、7万9,995ドル(日本円で約826万円)。

(zlatan)

画像元:FCAジャパン