“SUVの父”にオマージュを捧げる限定車、「ジープ ラングラー Willys」が登場

今回の「ラングラー アンリミテッド Willys(ウィリス)」は、1948年に登場した「ウィリス オーバーランド CJ-3A」にインスピレーションを受けた限定車となる。

CJ-3Aは、従来までは軍用車として認知されていたオフロード車を民間用として広く普及させた、言わば“SUVの父”といった存在。そうした民主化の一方、CJ-3Aの先代モデルにあたるCJ-2Aから駆動系(トランスミッションやリアアクスルなど)を強化して、よりタフな走りも実現していた。

そして、CJ-3Aの特徴を受け継ぎ、オフロード性能を高める装備や専用エクステリアパーツが奢られているのが、今回の「Willys」だ。

ベース車は、最高出力284ps/最大トルク347Nmを発揮する3.6LのV6自然吸気エンジンと8速ATを組み合わせた「アンリミテッド・スポーツ3.6L」。

そこに、岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレールや、タイヤの空転を抑制しトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ハードコアモデルの「ルビコン」と共通のダナ社製M220リアアクスルを搭載し、厳しい環境下でも優れた走破性を発揮する。

エクステリアも特別な装いとなり、ブラック仕上げの専用グリルやグロスブラックの17インチアルミホイール、エンジンフードの「WILLYS」デカール、リアゲートの「4 WHEEL DRIVE」デカール、マットブラックのJeepバッジが採用されている。

ボディカラーは、ベース車には設定のないスティンググレーC/C(限定200台)とブラックC/C(同100台)の2色が設定され、内装色はいずれもブラック。価格はベース車から31万円高となる521万円。

(zlatan)

画像元:FCAジャパン