「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」 特別編が「そごう美術館」で開催

2018年9月に天国へ旅立った個性派女優、樹木希林さん。樹木希林さんの生き方は人々の心をうち、影響を与えて続けている。そごう美術館では1月1日から「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」 特別編を開催。

Photo by Nobuyoshi Araki

■多才・鬼才な〈希林さん〉を愛する全ての人に贈る

国民的女優として活躍した樹木希林さんが、天に召されて早一年。梁塵秘抄から引用の「遊びをせんとや生まれけむ」は、希林さんが生前に愛した言葉。

本展は、貴重な愛用品、写真や映像、残した言葉の数々によって、希林さんを感じ、自分と向き合いながら、もう一度希林さんに会える、そして自分を見つめ感じる構成。

渋谷・池袋・広島にて好評を博した完全版5章に、「きものの部屋」「京都の部屋」を加えた全7章約300点による横浜特別編をお届け。

そごう美術館に併設のミュージアムショップには、展覧会記念品「KILIN スタイル」が登場。

■会場構成 完全版5章

【KILIN 日本アカデミー賞の部屋】協会から貴重な写真を提供いただき受賞当時の希林像を蘇らせた部屋。

 

【KILIN 映画女優の部屋】出演作50を超える中から12作品を自身の言葉や写真、予告・メイキング映像等で紹介。希林節で語られた映画に対する思い、役者として参加したエピソードを紹介。

『ツィゴイネルワイゼン』『ピストルオペラ』『夢の女』『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』『歩いても歩いても』『わが母の記』『あん』『海よりもまだ深く』『モリのいる場所』『万引き家族』『日日是好日』『命みじかし恋せよ乙女』。

 

【KILIN 一個人の部屋】子供時代、娘時代、内田啓子(本名)の時間を中心に、一人の人間として生きた歩みを紹介。デビュー前の写真や希林さん直筆の手紙から、こだわり抜いた服や着物、セーターやマフラーをリメイクした手編みブランケット等。

 

【KILIN 日常の部屋】好きなものだけに囲まれ、無駄なく独りを楽しんだ空間。娘夫婦、孫たちと暮らした「こだわりの家」を写真と愛用品にて再現。

 

【KILIN 言葉の道】多くのメディアで語られた言葉。希林さんを噛み締めて歩くための道。

 

■横浜会場特別企画2章

【きものの部屋】愛用した着物の数々を厳選して30余点展示。お気に入り、仕事用、特別な日に、そして日常使いと、希林さんの「きもの愛」と「創意工夫」にスポットをあてて披露。

【京都の部屋】希林さんが通い続けた京都で出会った作家と作品を写真等で紹介。

■展覧会記念品「KILIN スタイル」

展覧会の図録、希林さんのイラストを職人がひとつづつ手描きして仕上げただるま、ビッグTシャツやトートバッグなど、希林さんのサービス精神のおすそ分けを持ち帰ることのできる記念品を販売する。

■開催概要

会場:そごう美術館(そごう横浜店6階)

会期:2020年1月1日(水・祝)~1月26日(日)

料金:一般1,000円、前売り800円。※前売券は、12月31日(火)まで、そごう美術館またはセブンチケット・ローソンチケット・イープラス・チケットぴあにて販売

令和初の新年はそごう美術館で天真爛漫に生きたKILINワールドを見てみよう。

 

(MOCA.O)