デザインをじっくり見ていこう。まずフロント部は、A8のそれよりも低く幅広いシングルフレームグリル、大胆な縁取りがなされたエアインレット、低く伸びたボンネットなどを採用。リア部はヨットのように両側が細くなっていて、120km/h以上の高速域ではリップ状のハッチゲートからリアスポイラーがせり上がってくる。
また、ヘッドライトに12個、テールライトには13個、それぞれ縦に並んだLEDライトも表情豊かだ。ドアを開錠もしくは施錠したときには、これらが光のアニメーションを展開する。
ボディサイズは全長4,970×全幅1,910×全高1,415mm。流麗かつ洗練されたデザインが、快適なグランツーリスモであることを言葉よりも雄弁に物語っている。
簡潔でクリーンなインテリアはまるで、未来のラウンジのような雰囲気。2つのタッチ式スクリーンなどはA8と共通だが、ドライバーに向けて少し角度をつけるなど、よりドライバーオリエンテッドな仕上げとされている。
ラゲッジ容量は通常時でも535Lを確保していて、リアシートを折り畳めば最大1,390Lまで広がる。足のジェスチャーによって自動開閉できるシステムも搭載するなど、アヴァント的な使い方も自在だ。
パワートレーンは、3.0LのV6直噴ターボ(最高出力340ps/最大トルク500Nm)に、A8と同じく48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)を採用。これにより高いエネルギー回生やコースティングなどを実現し、JC08モード燃費は12.3km/Lをマークする。トランスミッションはA8が8速ATに対し、こちらには7速Sトロニックが組み合わされている。
安全装備はA8と同様に23個ものセンサーを活用した最新バージョンを備えるほか、「ダイナミックオールホイールステアリング(AWS)」や「ダンピングコントロールサスペンション」といった優れたハンドリングと長距離ドライブの快適性をもたらす装備もオプション設定される。
250台限定の1stエディションには、AWSやダンピングコントロールサスペンションに加え、エクステンデッドレザーのインテリア、バング&オルフセンサウンドシステムなどのハイグレードな装備が満載される。
■グレードおよび価格
A7 スポーツバック 55 TFSI クワトロ デビューパッケージ=988万円
A7 スポーツバック 55 TFSI クワトロ S-line=1,066万円
以下、250台限定モデル
A7 スポーツバック 55 TFSI クワトロ 1stエディション=1,058万円
A7 スポーツバック 55 TFSI クワトロ S-line 1stエディション=1,161万円
(zlatan)
画像元:アウディ・ジャパン
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